2021年11月2日 更新

アンケートとは?種類や作成方法を解説

アンケートとは

アンケートとはフランス語の「enquete」を由来としており、一般的には複数の人に同じ質問を行うという“定量調査”で行われる手法の1つと言えます。

アンケートの目的

一般的にアンケートが行われる際、何かの改善策を模索したり、疑問に対して結論付けたいといったような要望を抱えていることがほとんどかと思われます。しかし漠然と何かが見つかればいいなという姿勢で臨んでしまうと、アンケートの結果をどのように分析し、結論付けたら良いのかという具体的なアクションに悩むといったことが起きてしまうでしょう。
これを防ぐためにアンケートを実施する目的を最初から明確にしておくことが重要と言えます。アンケートの目的は課題を発見し、それに対してのアクションを起こすということに繋がりますので、「何のためにアンケートを実施するのか?」をあらかじめ明確にしてからアンケートを実施するのが良いでしょう。

アンケートの種類

マーケティングでのリサーチは大きく「定量調査」と「定性調査」の2種類に分けることが出来ます。その中でアンケートは定量調査で使用されることが多く、またそのアンケートも調査目的によって様々な手法に分かれています。
ここでは調査目的に応じた調査の種類を解説していきます。

定量調査

定量調査とは一定数のモニターに対して同じ設問を問いかけることで、数値での調査結果を算出し、分析する調査のことを指します。分析結果はGT表やクロス集計表で集計され、グラフやパーセンテージを記載した表で俯瞰的に分析を行うことが出来ます。
WEB調査
インターネットリサーチサービスなどを活用してWEB上でアンケートを配信するサービスとなります。回答者にはアンケート画面をメールで送信され、画面上での回答が行われるため回答がしやすく、且つ回答の回収までのスピードが早いことが特徴と言えるでしょう。
会場調査
イベント会場や店舗などに回答者を集めて行う調査となります。実際の商品を体験、試用をしてもらい、その感想をアンケートにより収集するなどの調査が可能となります。
訪問面接調査
訪問面接調査とは調査員が回答者を直接訪問し、その場で調査票への記入を行うものとなります。調査員との対話が発生する調査になるので正確な回答を得られやすいというメリットがありますが、スケジュールが長期化や、費用が比較的高額であることなどから、近年ではWEB調査に代わられている調査となります。

定性調査

定性調査とは定量調査とは異なり、数値では表せない生活者の声などの質的情報を収集するための調査となります。定性調査は主にインタビューやグループディスカッションなどの対面式の調査で行われることが多く、例えば定量調査の結果をより深堀りしたい際などに実施されることがあります。
グループインタビュー
グループインタビューとは、モデレーターと呼ばれる司会進行役が6名程度の調査対象者を相手に様々な質問を行い、自由な回答を得ることで質的な情報を収集していく調査となります。
パーソナルインタビュー
パーソナルインタビューとはグループインタビューとは対照的に個人に対してインタビュワーが回答者に質問する形で行う調査となります。回答者のより深堀りされた意見や深層心理を引き出すことが出来るものとなります。

アンケートの作成方法

アンケートを作成する際には適正な手順を踏んで作成することが重要になると言われています。手順を遵守することで、効率化させ、より有効な回収を行うことが出来ます。以下でその手順とポイントを解説します。

STEP1:調査の目的を明確にする

先ずはなぜアンケートを行うのかを明確にします。そのアンケートは何のために行うのかを明確にしていなければ、分析後にどのようなアクションを起こすべきなのかという結論に繋がらなく、アンケートそのものが意味をなさなくなってしまいます。そのようなことを避けるためにもアンケートの目的を明確にすることが重要です。

STEP2:調査の対象を決める

調査の目的を明確にした後、誰にアンケートを行うのか、調査の対象を決めていきます。
生活者全般への認知度調査であれば、居住地・未既婚などに特定の条件を設けず、性年代ごとに同数の回答者サンプル数をそろえた方が、社会一般の代表意見を集計しやすく、分析結果から次のアクションに繋げやすくなります。
一方で自社商品やサービスなどの満足度調査などでは、あくまで商品やサービスを利用したことがある人でないと回答が出来ないため、回答者を絞る必要があります。
このように行いたい調査内容によって調査の対象となる回答者は異なるため、調査目的に応じて調査を対象を決めることが重要となります。

STEP3:アンケートの集計期間、方法を決める

調査の対象が決まったら、次は調査にかける期間を決めていきます。
インターネットリサーチサービスを利用すると早くて2日程度で回収できるものもありますが、調査手法によっては有効な回収数を確保するために3か月以上といった時間を要するものもあります。
結論を出したい時期から調査手法にかかる時間を逆算して、スケジュールを計算することが重要となります。

STEP4:アンケートの設問を作成する

アンケートの設問を作成する際、設問文と選択肢を作成する必要があります。選択肢は設問タイプと呼ばれ、主に選択式のものと記述式のものに分かれています。
設問タイプによって特長が異なるので、設問の意図に合わせて適切な設問タイプを選択することが重要になります。

STEP5:アンケートを作成する

設問タイプによる特長を理解したら実際にアンケートを作成していきます。
アンケートを何で作成すれば良いのかは調査の対象がどのようなものになるのかで決めるのをオススメします。
広く生活者の意見を収集し分析したい場合は「インターネットリサーチ」を活用するとよいでしょう。特にセルフ型のサービスであれば大規模なアンケートも短期間で回収することができ、且つ安価に実施することができます。
一方で店舗への来店者などへアンケートを実施したい場合は紙によるアンケートがオススメされます。紙への記入という行為は回答者への負荷が高いものになりますが、直接の呼びかけを行うことで回答率は高くなります。

質問作成時の3つのポイント

アンケートを作成する際は、その目的にも合わせて作成することも重要なポイントとなります。主なポイントを解説していきます。

属性質問

アンケートを実施する際には回答者の属性をハッキリさせることも重要と考えられています。基本的な属性は性別・年齢・居住地・未既婚・子供の有無・職業・職種と言われており、それぞれの属性ごとで意見が異なってくると言われています。
特定の属性に向けたアンケートではない場合、それぞれの属性によっての傾向を判別させるためにも、これらをヒヤリングする設問を入れておくことは重要なポイントとなってきます。

わかりやすい質問にする

設問文は回答者に対して分かりやすい文章でなければなりません。回答者毎に設問文の理解度が異なってくると、その理解度によって回答にムラが起きてしまい有効な回答を得ることが出来なくなってしまいます。ですので、設問文はより簡素に誰でも理解が出来る文章にするようにしましょう。
また、よく陥りやすい失敗として「ダブルバーレル」があります。ダブルバーレルとは一つの設問文の中に2重の意味が含まれてしまう現象のことです。これも回答者の理解によって回答にムラが出てしまうので注意が必要です。

質問の順番を意識する

設問の順番を意識することも重要なポイントとなります。最も良いとされている設問の順番は時系列を整えるということになります。時系列が整えられていない場合、回答者への負担が大きくなり、途中での離脱や、その後の回答に不正回答が多くなるなどの障害が起きる可能性が高くなります。これらのことを避けるためにも時系列を整えて設問を作成することが重要となってきます。

まとめ

アンケートには様々な種類と作成方法、ポイントがあります。これらを意識して有効な回答が得られるアンケート作成を行うようにしてください。

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栗田(MRJ副編集長) 栗田(MRJ副編集長)