目次
こんにちは。ネットリサーチツールの「Surveroid(サーベロイド)」を運営する、マーケティングリサーチジャーナル副編集長の栗田です。この記事では、アンケートの回答率をあげるためのノウハウについて解説しています。ぜひご覧ください。
アンケート作成のポイントがわかる!
アンケート回答率(回収率)とは
アンケートの回答率とは、アンケートを依頼したモニター数のうち、実際に回答してくれたモニター数の割合のことを言います。アンケートの回答率が低い場合、回答したモニターの声と実際の市場の声に乖離がある可能性が高くなるため、あまり有効な調査結果とは言えなくなります。
このような信ぴょう性の低いリサーチを避けるためにも、回答率は高いことが重要になります。
一般的に高いされる回答率は20~40%ほどで、19%以下になると低い数値と言われています。
それではリサーチの回答率を高める方法を解説していきます。
このような信ぴょう性の低いリサーチを避けるためにも、回答率は高いことが重要になります。
一般的に高いされる回答率は20~40%ほどで、19%以下になると低い数値と言われています。
それではリサーチの回答率を高める方法を解説していきます。
アンケート作成の手順
調査目的を明確にする
1つめに必要なことは何をリサーチしたいのかというリサーチの目的を明確にするということです。
リサーチの目的が明確になっていないことには、リサーチモニターも回答を避けてしまうことに繋がりかねません。このようなことを避けるためにもリサーチの目的は整理して明確にしておきましょう。
リサーチの目的が明確になっていないことには、リサーチモニターも回答を避けてしまうことに繋がりかねません。このようなことを避けるためにもリサーチの目的は整理して明確にしておきましょう。
調査手法を決める
次にリサーチの手法を決めます。リサーチには大きく「定量調査」と「定性調査」の2種類があり、どちらが適切なのか考えます。「定量調査」と「定性調査」については、【徹底解説】定量調査と定性調査の違いで説明しているので、是非参照してください。
調査の設計を行う
そしてリサーチの設計を行います。“誰に”“どのようなことを”“どのような順番で”聞くのが最も正確なリサーチ結果を得られるのか、これに注意を払いながら設計をしていきます。
まずはExcelなどで作るのが一般的なので、ポイントを抑えながらリサーチを設計していきましょう。
設計のポイントは「アンケートの作り方におけるコツを徹底解説」にも書いてあるので、是非参照してください。
まずはExcelなどで作るのが一般的なので、ポイントを抑えながらリサーチを設計していきましょう。
設計のポイントは「アンケートの作り方におけるコツを徹底解説」にも書いてあるので、是非参照してください。
アンケートの回答率を上げるためのコツ
設問を詰め込みすぎない
より詳細な定量データを取りたいがために設問数がついつい多くなってしまうという場合もあるかと思います。ただリサーチにおいて大事なことは回答モニターを大事にするということです。設問数が多いということはその分回答モニターの回答負荷を増やすということになります。回答負荷が高くなると当然回答途中での離脱や、回答の内容に不適切な要素が多くなってくるので、当然このような事態は避けなければなりません。
ですので、回答負荷を増やさないために、極力設問数を抑えて詰め込みすぎないようにしましょう。
目安としては最大でも20問程度、時間にして10分以内に終えられるものが理想です。
ですので、回答負荷を増やさないために、極力設問数を抑えて詰め込みすぎないようにしましょう。
目安としては最大でも20問程度、時間にして10分以内に終えられるものが理想です。
必要以上に設問文を長くしない
設問文は簡潔である必要があります。長文になってしまうと回答負荷が増えるだけでなく、不要なバイアスがかかってしまう可能性が高くなってしまうため、十分な注意が必要です。
理解しやすい設問文を
設問文は誰もが同一の理解を出来る文章にする必要があります。
設問文中のヒアリング項目が理解できないことはもちろんですが、人によって様々な解釈が出来てしまう設問文は、回答モニターの回答負荷が上がるだけでなく、正確なデータを取ることが出来なくなってしまうので注意が必要です。
また1設問でヒアリング項目が2つになってしまう“ダブルバーレル”にも注意が必要です。
ダブルバーレルの説明はコチラ
設問文中のヒアリング項目が理解できないことはもちろんですが、人によって様々な解釈が出来てしまう設問文は、回答モニターの回答負荷が上がるだけでなく、正確なデータを取ることが出来なくなってしまうので注意が必要です。
また1設問でヒアリング項目が2つになってしまう“ダブルバーレル”にも注意が必要です。
ダブルバーレルの説明はコチラ
自由回答設問を増やしすぎない
自由記述(フリーアンサー)の設問は回答負荷が非常に大きい設問です。
自由記述による設問はより厳選し、1リサーチあたり多くても5問までにしましょう。また自由記述の設問は回答負荷が大きいことから回答必須の設問にすることもオススメしません。常に回答モニターに寄り添う姿勢で設問を作成してください。
自由記述による設問はより厳選し、1リサーチあたり多くても5問までにしましょう。また自由記述の設問は回答負荷が大きいことから回答必須の設問にすることもオススメしません。常に回答モニターに寄り添う姿勢で設問を作成してください。
関連する設問、カテゴリはグルーピングする
単一の商品やサービスに関する設問が複数ある場合、それらのように関連する設問についてはまとめてグルーピングしましょう。また時系列を整えるなどにも注意を払い、回答負荷を少なくする工夫が必要になります。
謝礼でアンケート回答率を上げよう
アンケートの謝礼がなぜ必要か
リサーチを行う場合、回答してくれるモニターの存在は必須です。モニターがリサーチに協力してくれるには、モニターが協力する動機が必要になります。それがモニターに対するインセンティブです。
モニターはボランティアではなく、貴重な時間をリサーチに割いてくれる存在です。そんな彼らには感謝の気持ちを込めてインセンティブを渡すことを忘れないようにしてください。
モニターはボランティアではなく、貴重な時間をリサーチに割いてくれる存在です。そんな彼らには感謝の気持ちを込めてインセンティブを渡すことを忘れないようにしてください。
アンケートの謝礼金額の目安は?
インセンティブの目安は、そのリサーチ手法によって様々です。
例えば自宅にいながら回答が可能なネットリサーチの場合、20問以下のリサーチであれば50円程度のポイントが付与されています。さらにオンラインでのインタビュー(定性調査)なら30分以下で2,000円程度、対面でのインタビューであればモニターの移動なども考慮して30分以下で5,000円程度など、手法によって様々です。
これらのインセンティブの多寡は実はリサーチの結果を大きく左右するものでもあります。不相応なインセンティブを設定してしまった場合、それ目当てにリサーチ対象とは言えないモニターが集まってきてしまうことも考えられ、リサーチ結果に多大な影響を与えてしまうこともあるからです。
例えば自宅にいながら回答が可能なネットリサーチの場合、20問以下のリサーチであれば50円程度のポイントが付与されています。さらにオンラインでのインタビュー(定性調査)なら30分以下で2,000円程度、対面でのインタビューであればモニターの移動なども考慮して30分以下で5,000円程度など、手法によって様々です。
これらのインセンティブの多寡は実はリサーチの結果を大きく左右するものでもあります。不相応なインセンティブを設定してしまった場合、それ目当てにリサーチ対象とは言えないモニターが集まってきてしまうことも考えられ、リサーチ結果に多大な影響を与えてしまうこともあるからです。
アンケートはサーベロイドで
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