イベントアンケートの成果を最大化!回収率を向上させるアンケート作成の方法までテンプレート付きで解説。

31 2023.05

アンケート活用事例

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イベントアンケート作成における設問の作り方のコツ

ここでは、イベント参加者からできる限り有益な情報を得るためのイベントアンケートの設問の作り方のコツを紹介していきます。イベント運営においてフィードバックを得る機会は非常に重要です。その中でもアンケートはフィードバックを得る手段としてよく使われていますので、これから実施される方やアンケートの実施方法にお悩みの方の参考になれば幸いです。

アンケートの目的・目標を設定する

まずはアンケートの目的・目標を設定することからはじめましょう。
回答結果を以て何かしらの行動に移すためには最初の調査設計が大切になります。アンケート結果の使用目的が定まっていないまま、とりあえず気になることを聞くと、無駄な設問や選択肢が増えてしまい、回答者に負担がかかるだけでなく、データの活用も難しくなります。
アンケートから何を知りたいのか」、「そのために必要な設問項目や選択肢は何なのか」ということを逆算して考え、データ収集後の活用イメージを持ってアンケートを作成することが基本となります。

設問・回答形式ごとにも目的を決める

調査の目的が決まったら、設問文、回答形式、選択肢などを決めていきます。ポイントとしては、なぜその回答形式にするのかなど、設問・回答形式ごとにも目的を持たせることです。「○○を知るために△△な情報が欲しい」というところまで突き詰めると、適切な設問文や回答形式を採択しやすくなります。
また、集計・分析のしやすさを考えた回答形式を採択することも重要です。例えば回答形式は自由記述式より選択肢式の方が集計・分析がしやすくなります。
無駄のないアンケートは、回答者負担の軽減につながるかつ、リサーチャーにとっても集計・分析面で業務効率が上がります。根拠を持って設問・回答形式を決めていきましょう。

バイアスをが生まれない回答選択肢を用意する

リサーチにおけるバイアスとは、回答結果に偏りが生じることです。偏った調査結果は有効性の是非が問われ、せっかく調査をしたのに使えないデータとなった場合、作成時間やコストが水の泡となります。バイアスは意図的でなくても設問文や選択肢、アンケートタイトル、対象者など様々な場面でかかることがあります。実態に近い形の回答結果になるようにバイアスに注意をしながらアンケートを作成しましょう。
上記で紹介したアンケートの作成におけるコツについて、さらに深堀したコラムも投稿しています。イベントアンケートにも活かすことができますので、併せてご覧ください。

イベントアンケートで回答率を上げるには

イベントアンケートの実施において重要なのが、回答率です。ここではアンケートの回答率を向上させるためのポイントを3つ紹介していきます。

シンプルな設問を心がける

アンケートはサクサクと回答できるようなシンプルさが求められ、その結果有効な回答が集まりやすくなります。
一目で何を聞きたいのか趣旨がつかめない設問や、多すぎる選択肢などは設問の意図を理解するまでに時間がかかります。そのようなアンケートは、回答者にとって面倒に感じてしまうので、適当に回答されるリスクが高まります。回答負荷をできるだけ下げるために、設計はシンプルにしましょう。

また、「講演時間の長さと理解度について教えてください」のように講演時間の長さと理解度に対する2つの評価を1問で聞くと、回答者が迷ってしまうかつ正確な回答も得られなくなりますので、1つの設問に聞く内容は1つまでにしましょう。

適切な回答形式を使用する

アンケートにおける回答形式は主に以下の4つがあります。アンケートの目的や回答負荷を考慮して適切な回答形式を選択しましょう。

単一回答

複数の選択肢から、1つだけ選択できる回答形式
回答は一つなので集計や分析が行いやすいです。一方で回答するときに一つしか選択できないため、心理負担がかりやすくなります。


複数回答

複数の選択肢から、複数選択できる回答形式
潜在的な意見を把握しやすく回答者も回答しやすいですが、本当に知りたいことに対して結果がぼやけてしまう可能性があります。そのような場合は3つまでというような回答個数制限を設けることがあります。


マトリクス

複数の質問に対し、同じ選択肢で回答してもらう際に表形式でまとめた形式
選択肢が同じなので回答者側は回答しやすいですが、項目や選択肢が多い巨大なマトリクスは回答負荷が大きくなります。
Webアンケートでは、スマートフォンで回答する人の割合が多いため、巨大なマトリクスはスクロールしなければ全体が見えず回答に手間取ります。このようなアンケートは結果的に先頭にあった選択肢に回答が集中するなど、有効回答が得られない可能性がありますので、項目・選択肢数には注意が必要です。


自由記述

記述欄を設け、回答者に自由に文章を書いてもらう回答形式
設計側が予想していなかった回答を得ることができる一方で、選択肢形式より回答や集計負担が大きくなります。また、自由記述ばかりの質問は答者の回答意欲を削ぐものになるので、できるだけ選択肢を用意するようにしましょう。

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回答にかかる所要時間・設問数を記載

設問が何問あって、回答完了までにどれくらい時間がかかるかわからないアンケートは回答者のモチベーションを下げる要因となります。回答にかかる時間設問数を事前に知らせて、回答に対するハードルを下げる工夫をしましょう。
Webアンケートでは回答中に全体の設問に対して今どのくらい進捗しているかを表すメーター付のものがありますが、このような機能もアンケートに対する負荷を減らすためのものになります。

また、重要なのが回答数ではなく、回答率である理由を詳しく知りたい方は下記の記事も併せてご覧ください。

イベントアンケートの作成方法

ここでは、イベントアンケートで実施できるのアンケートの作成方法について3つ紹介していきます。

紙で作成

イベント会場ではパンフレットや資料などにアンケート用紙が付属していたり、イベント終了後にアンケート記入ブースに誘導されたりと、昔から紙媒体のアンケートは主流となっております。
パソコンやスマートフォンに不慣れな高齢者が回答できることや、その場で記入してもらうことで回収しやすいことが利点として挙げられます。反対に、印刷代がかかることや、一度印刷すると内容を修正することが難しい、集計する際に手間がかかるなどがデメリットとして挙げられます。

Webフォームで作成

最近ではインターネット上でアンケートを実施することも増えてきており、イベントアンケートでも利用されるようになっています。アンケートフォームのメリット・デメリットは上述した紙媒体で挙げたものと反対で、印刷代がかからず、集計や修正が楽にできる点がメリットとなり、ネットに慣れていない人たちの回収が難しいことがデメリットとなります。
アンケートをする際の媒体に関して、どれが良いとは一概には言えませんので、アンケート対象となる人や目的に応じて使い分けましょう。Webフォームでのアンケート作成に関しましては、Googleフォームがおすすめです。
Googleフォームの使い方に関する記事は下記よりご覧ください。

アンケート作成サービスやアプリの利用

アンケートを簡単に作成することができるツールを使ってイベントアンケートを行う方法です。画面作成、回答画面のURL作成に加え、アンケート結果を自動で集計してくれる機能が付いているなど、アンケートを実施する際に必要な機能が一通り揃っているため、大規模なアンケートを実施する際はアンケート作成サービスやアプリの利用を検討した方が良いでしょう。
アンケート作成から集計までのサポートを受けながら、初心者でも簡単に利用できるサービス「Surveroid(サーベロイド)」もおすすめです。問い合わせや資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

イベントアンケートの例文・テンプレートの紹介

ここでは、イベント開催時に使えるアンケートの設問項目をいくつかご紹介していきます。
聞きたいことに応じてアレンジしてご活用いただければ幸いです。

Q.イベントを知ったきっかけを教えて下さい。

□当社のホームページ、□SNS・ブログ、□メールマガジン、□検索エンジンでに検索、□インターネット広告、□交通・屋外の広告、□家族・友人・知人、□その他


Q.イベントの満足度について総合的に教えて下さい。

□満足、□やや満足、□どちらともいえない、□やや不満、□不満


Q.前問で答えた満足度の理由について、具体的に教えて下さい。

自由記述欄


Q.イベントで良かったと思うコンテンツを教えて下さい。

□コンテンツ1、□コンテンツ2、□コンテンツ3、□コンテンツ4、□コンテンツ5


Q.イベントに対する不満点があれば教えて下さい。

自由記述欄


Q.次回、イベントを実施する場合は参加したいですか。

□参加したい、□参加したくない

Q.イベントへのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

自由記述欄

これらの項目と合わせて性別や年代など属性情報も聴取するようにしましょう。満足度や不満点などは回答者属性によって違う場合があります。アンケート内で聴取した属性情報を分析軸として、クロス集計表で結果を確認すると、改善に役立つデータを計測することが出来るかもしれません。弊社が運営するアンケートツール『サーベロイド』ではそのようなクロス集計表を出力することも可能です。また、サーベロイドでイベントアンケートを実施する際のアンケート画面(UIやUX)は、下記ボタンから確認いただけますので参考になれば幸いです。
イベントアンケートのテンプレートページへのリンク

企業担当者向けのセミナー、ウェビナーなど

Q.本セミナーを知ったきっかけを教えて下さい。

Q.セミナーの総合満足度を教えて下さい。

Q.前問で答えた満足度の理由について、具体的に教えて下さい。

Q.現在抱えているお困りごとを教えてください。

Q.本セミナーの内容はお困りごとの解決に役立ちそうですか。

Q.セミナーで良かったと思うコンテンツを教えて下さい。

Q.次回、セミナーを実施する場合は参加したいですか。

Q.セミナーへのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

子供向けイベント、地域イベント、ライブイベントなど

Q.イベントを知ったきっかけを教えて下さい。

Q.これまでイベントに何回参加したことがありますか。

Q.イベントの総合満足度を教えて下さい。

Q.前問で答えた満足度の理由について、具体的に教えて下さい。

Q.本イベントで最も魅力的だったコンテンツを教えて下さい。

Q.次回、イベントを実施する場合は参加したいですか。

Q.イベントへのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

まとめ

イベント運営を続けていくためには、主催側からはわからないイベント参加者からの意見を知ることが大切です。イベントをより良いものにしていくためにアンケートを実施し、改善に向けて動くというサイクルを回すことで以降のイベントに活かしましょう。
記事を運営する当社はセルフ型のアンケートツール「サーベロイド」をご提供しております。イベントアンケートの実施も可能ですので、下記から詳細をご確認いただければと思います。
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