2022年7月28日 更新

アンケート調査で「回答率」が重要なのはなぜ?回答率を向上させる方法についても解説

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アンケート調査で「回答率」が重要とされる理由

「回答率(回収率)」とは、アンケートを配布(配信)した数に対して、実際に回収できた数の割合のことです。言い換えると、調査対象者の協力率のことを指します。
例えば、10,000人にアンケートを配布して2,000人から回答を得た場合、その調査の回答率は20%となります。

では、なぜ「回答率」が重要なのか、例を用いて説明します。
例えば以下のような調査結果が出たとしましょう。
「○○シャンプーについて、利用者の90%が満足していると答えました!」
一見90%という数字だけを見ると、○○シャンプー試しに買ってみようかなと興味をそそられる内容ですが、1,000人にアンケートをして実際に回答を得ることができた人数が、10人の場合と500人の場合では受ける印象としていかがでしょうか。利用者の1%の声か50%の声か、どちらの方が市場の一般的な声を反映しているかは一目瞭然です。利用者の2人に1人から得られた回答の方が結果の信頼性は上がります。
回答率が低い=回答してくれた人の数が少ないということですので、実際の調査対象者に対する認識との間に誤差が出て、調査結果に偏りが出てしまう可能性があります。

偏りをなくすためには、回答率を上げるために何らかの対策をすることの他に、「回答率」を考慮の上配布数を多くするなどしてある程度必要な回答率(分析をするときに誤差として許容できる数)を確保し、データの信頼性を保つことが大切です。
消費者の立場としてこのような目線を持ってデータを見ることはとても大切ですし、自分がマーケターの立場でも、偏った結果から誤った施策をしてしまうことにもなりかねませんので、「回答率」は重要視する必要があります。

回答率の目安とは

アンケートの回答率の重要性については理解いただけたかと思いますが、次に回答率はどれくらいを見込めばいいのかという疑問が湧いてくるかと思います。

内閣府が毎年行っている「企業行動に関するアンケート調査」の令和2年1月実施の調査では、上場企業1,131社の回答率が41.9%、中堅・中小企業の回答率は39.1%という結果が出ており、平均目安としては40%程度として良いと思います。この回答率に思っていたよりも低いなと思った方もいるかもしれませんが、内閣府という国の重要機関の調査であったとしても40%程度ですので、1つの指標として決して低い数値ではないのです。

ただし、アンケートの内容(どんな手法を使って、調査対象者は誰で、設問は何問あるのか、等々)によって回答率は大きく変わることがあるので断定することは難しいです。何の前例もなく初めて調査をするときは、一度回答率40%程度を見込んで実施してみて、どのくらいの反応があるのかを確認することをお勧めします。同様の調査を同じ条件でするときは前回調査を参考にするとスムーズに調査を進めることができるでしょう。

なお、WEBを使って調査をするときは、回収目標数がわかっていればあとは自動的に配信数を設定してくれるため、回答率を考えなくて良い場合が多いです。
理由は、ツールを提供している会社ごとに回答率を計測しており、目安を保持しているからです。

アンケート調査の回答率が低くなる要因

回答率が低くなる要因として以下のようなものが挙げられます。

・回答者が回答する必要性を感じられない
・質問がわかりにくい
・自由回答が多く答えにくい
・質問の量が多い
・郵送アンケートなど返送に手間がかかる
・インセンティブがない


上記以外にも要因はあるかと思いますが、代表的な例を挙げてみました。少し手間に感じるかと思いますが、アンケートに協力してくれる人達が回答し易いようなアンケートを作成すると、結果になって返ってきます。このような要因をできるだけ避けて、回答率を高める工夫をしましょう。

アンケート調査の回答率を上げる方法

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上記のような回答率が低くなる要因を理解した上で、回答率を上げるための方法を紹介します。

・アンケートの目的を明記する
・アンケート回答者の負担を最小限にする
・設問数と目安時間を記載する
・最適なタイミングでの実施を意識する
・リマインドをする


アンケートに協力するとき、特に自分が興味のあるもの以外は回答する意義を感じられない人がほとんどかと思います。より多くの人から回答を得たい場合は、回答者への考慮を忘れないようにしましょう。

アンケートの目的を明記する

回答者はアンケートの詳細がわからないと回答をためらいます。
例えば、商品改善のために既存の商品に対する回答者の意見を聞くためのアンケートがあるとします。いつも使っている商品に対して質問事項に答えると、今後改善された商品を利用することができるかもしれない、または自分の意見が必要とされていると思い、回答に協力しようと思う人は増えるでしょう。
自分の意見が反映されるということがわかれば、回答率が高くなるはずです。また、調査結果をホームページなどに開示すると、回答者は意見が反映されることを実感することができるでしょう。

アンケート回答者の負担を最小限にする

設問数・選択肢数が多い、質問が長文でわかりづらい、回答形式が選択式ではなく記述式等、回答者は様々な面で負担を感じます。インセンティブがあっても回答時間が長くて文字量が多いアンケートは、ほとんどの人が面倒と感じるはずです。そうなると回答を途中でやめたり、てきとうに回答するといったようなことが増える傾向にあります。できるだけシンプルな設問にする、選択肢を用意する等、スムーズに回答ができるようなアンケートを作成しましょう。

アンケートの設問数と目安時間を記載する

設問はどれくらいの量があるのか、目安としてどれくらいの時間がかかるのかがわからないアンケートは回答者のモチベーションを下げる原因のひとつです。「設問数」と「回答にかかる目安時間」を事前に記載しておくと、回答へのハードルが下がります。WEBでアンケートを回答すると、「あと何問」といった表示や現在のアンケートの進み具合を%表示してくれるものを見たことがある人もいると思います。そういった表示があると最後まで回答しようという気持ちの面での後押しになるため、有効な手段といえます。

インセンティブを設け謝礼がでること明確にする

設問数が多く、アンケートに回答する時間が長くなるにつれて、報酬も多くなるのであれば回答する気になる人が増えるのではないでしょうか。アンケートの依頼主に対して好意的、もしくは意見がある、または時間に余裕がある等、特に報酬が出ないのにアンケートをしっかり答える人は少数なのではないかと思います。アンケートを回答するのに自分がかけた時間に対してインセンティブを求める、あるいは企業がインセンティブを払うことでしっかり回答してもらうことは現代において珍しいことではありません。
インセンティブ表示は回答者にとってモチベーションの一つですので、用意することは非常に効果的です。

回答者からの信頼を得る

アンケートを実施するときは、会社情報や調査の目的、どのように利用されるのかを明記しましょう。また、個人情報の取り扱いに関しても消費者は敏感ですので、取り扱い方針をしっかり提示する必要があります。アンケートに対する不信感を払拭することで回答率低下を防ぐことができるので、最低限の身元提示を忘れないようにしましょう。

まとめ

アンケート調査において、信頼度の高いデータを収集するためには「回答率」を意識することが大事ということを解説しました。回答者への考慮を忘れず、回答率を上げる工夫をしましょう。信頼度の高いアンケートを収集するための方法として、インターネットリサーチサービスを利用することもおすすめです。セルフでリサーチができるSurveroid(サーべロイド)では回答率を事前に保有しており、欲しい人数に対して配信数を自動的に計算してくれるため、回答率で悩む必要がありません。WEBリサーチを考えている方はサーベロイドで効率よくデータ収集をしましょう。
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