目次
調査には大きく分けて「定量調査」と「定性調査」の大きく2つがあります。どちらの調査が優れているというわけではなく、場合によって使い分けることで効果を発揮します。解決したい目的によって調査手法を選択できるように本記事ではアンケートの種類から使い分け方まで解説します。
定量調査とは
調査結果を数値データで集計し、統計的に分析する調査のことを定量調査といいます。得られた調査結果は様々な統計手法を駆使して分析することが可能なため、データをグラフ化して可視化することもできます。定量調査の代表的な手法としてネットリサーチが挙げられます。
多くの回答者のデータを得られるため、全体の傾向を把握することを強みとします。
多くの回答者のデータを得られるため、全体の傾向を把握することを強みとします。
-
定量・定性調査がセルフで実施出来る!サーベロイドのサービスを見る
定量調査の回答例
定量調査で用いるアンケートでは、たくさんの回答形式が使われます。ここでは代表的なシングルアンサー、マルチアンサー、スケール形式の3つについて解説します。
シングルアンサー(SA:単一回答)
シングルアンサーは、複数の選択肢の中から1つだけを選ぶ形式です。回答者は最も当てはまる選択肢を1つだけ選びます。
【例】
質問: 「あなたの好きな果物は何ですか?」
選択肢:1.りんご 2.バナナ 3.オレンジ 4.ぶどう 5.いちご
【例】
質問: 「あなたの好きな果物は何ですか?」
選択肢:1.りんご 2.バナナ 3.オレンジ 4.ぶどう 5.いちご
マルチアンサー(MA:複数回答)
マルチアンサーは、複数の選択肢の中から複数の回答を選ぶことができる形式です。回答者は該当する全ての選択肢を選ぶことができます。
【例】
質問: 「以下の中で、あなたが普段食べる果物を全て選んでください。」
選択肢:1.りんご 2.バナナ 3.オレンジ 4.ぶどう 5.いちご
【例】
質問: 「以下の中で、あなたが普段食べる果物を全て選んでください。」
選択肢:1.りんご 2.バナナ 3.オレンジ 4.ぶどう 5.いちご
スケール
スケール形式は、特定の尺度に基づいて回答を評価する形式です。回答者は特定の項目について評価を数値や段階で示します。
【例】
質問: 「以下の項目について、満足度を5.常に満足~1.常に不満で評価してください。」
項目: 「商品の品質」
選択肢:5.常に満足 4.満足 3.どちらともいえない 2.不満 1.非常に不満
【例】
質問: 「以下の項目について、満足度を5.常に満足~1.常に不満で評価してください。」
項目: 「商品の品質」
選択肢:5.常に満足 4.満足 3.どちらともいえない 2.不満 1.非常に不満
定量調査のやり方7選
定量調査といえばネットリサーチが主流になっておりますが、その他にも会場調査やホームユーステストなどの手法があります。目的に応じて適切なやり方を選択できるように、代表的な方法を下記にてご紹介します。
ネットリサーチ
ネットリサーチは、オンラインを通じてデータを収集する方法です。さまざまな調査で活用できます。
【活用例】
・消費者行動調査
・顧客満足度調査
・ブランド認知度調査
・トレンド調査
・社会調査
・競合分析
【活用例】
・消費者行動調査
・顧客満足度調査
・ブランド認知度調査
・トレンド調査
・社会調査
・競合分析
-
ネットリサーチがセルフで出来る!サーベロイドのサービスを確認する
会場調査(CLT)
会場調査は、新製品の試食や試飲テスト、パッケージデザインの評価など、参加者に実際の製品を体験させる必要がある場合に最適です。イベント会場や専用の調査施設で実施され、リアルタイムでフィードバックを収集できます。
【活用例】
・試作品の試食・試飲
・発売前のパッケージ評価
・店頭陳列の販促物評価
【活用例】
・試作品の試食・試飲
・発売前のパッケージ評価
・店頭陳列の販促物評価
ホームユーステスト(HUT)
ホームユーステストは、日常生活での使用感や評価を確認するために行います。家庭用製品や化粧品、食品などを自宅で一定期間使用してもらい、感想や評価を収集します。
【活用例】
・試作品の使用評価
・既存品と改良品の性能比較評価
・自社製品と競合製品との比較評価
【活用例】
・試作品の使用評価
・既存品と改良品の性能比較評価
・自社製品と競合製品との比較評価
郵送調査
郵送調査は、広範囲にわたる地域や特定のターゲット層に対してアンケートを実施したい場合に有効です。アンケートの配布・回収を郵送で行うため、インターネットアクセスが不慣れな層にも対応可能です。
【活用例】
・長期間の評価や実態を記録する日記調査
・デジタルに不慣れなシニア層対象の調査
【活用例】
・長期間の評価や実態を記録する日記調査
・デジタルに不慣れなシニア層対象の調査
街頭調査
街頭調査は、特定の場所で通行人に対して直接アンケートを行う方法です。新製品の認知度調査やイベントの反応をリアルタイムで把握するのに適しています。短時間で多くの回答を得られるのが特徴です。
【活用例】
・新製品やサービスの認知度調査
・新製品やサービス評価をリアルタイムで回収したい場合
・特定エリアの回答をすぐに集めたい場合
【活用例】
・新製品やサービスの認知度調査
・新製品やサービス評価をリアルタイムで回収したい場合
・特定エリアの回答をすぐに集めたい場合
来店者(来場者)調査
来店者調査は、店舗やイベント会場に訪れた顧客に対して行う調査です。顧客満足度や購買行動の分析、新サービスのフィードバックを得る際に適しており、リアルタイムで具体的な意見を収集できます。
【活用例】
・新製品やサービス評価をリアルタイムで回収したい場合
・試食や試飲の生の声を集めたい場合
・特定店舗や会場の回答をすぐに集めたい場合
【活用例】
・新製品やサービス評価をリアルタイムで回収したい場合
・試食や試飲の生の声を集めたい場合
・特定店舗や会場の回答をすぐに集めたい場合
電話調査
電話調査は、特定のターゲット層に対して迅速に意見を収集する場合に適しています。市場調査や顧客満足度調査、選挙予測などで広く利用でき、即時性が高く詳細なフォローアップが可能です。
【活用例】
・選挙予測
・顧客に対する満足度調査
・定性的な要素(感情や価値観など)も知りたい場合
【活用例】
・選挙予測
・顧客に対する満足度調査
・定性的な要素(感情や価値観など)も知りたい場合
定性調査とは
定量調査のように数字ではなく、言葉によって消費者を理解し、分析する調査手法です。
代表的なものとしてはグループインタビュー(FGI:フォーカスグループインタビュー)やデプスインタビューが挙げられます。
1人または少数の意見を深く読み解いていくため、数値では得難い感情、行動原理を把握できるという特徴があります。
代表的なものとしてはグループインタビュー(FGI:フォーカスグループインタビュー)やデプスインタビューが挙げられます。
1人または少数の意見を深く読み解いていくため、数値では得難い感情、行動原理を把握できるという特徴があります。
定性調査のやり方5選
定性調査の代表的な方法を下記にてご紹介します。対面での調査になるので昔から主流の手法から、現在はオンラインを使った手法も浸透しつつあります。
グループインタビュー(FGI)
グループインタビュー(FGI:Focus Group Interview)とは、6名程度の少人数のモニターに対して、モデレーターがインタビューを進行する形式のリサーチする手法です。
ヒアリング項目に制限がないことから、アンケートでは得られにくい自由な発言や感想といったデータを収集することが出来ます。また他者の意見への共感や気付きから、発想・視点が広がる「グループダイナミクス」が期待されます。
ただ声の大きいモニターの意見に流され、自分の意見を正直に言えなくなってしまうなどの弊害も起きる可能性があるので、その点は注意が必要となります。
▼関連記事
グループインタビューとは?調査の流れやメリット・デメリットを徹底解説
ヒアリング項目に制限がないことから、アンケートでは得られにくい自由な発言や感想といったデータを収集することが出来ます。また他者の意見への共感や気付きから、発想・視点が広がる「グループダイナミクス」が期待されます。
ただ声の大きいモニターの意見に流され、自分の意見を正直に言えなくなってしまうなどの弊害も起きる可能性があるので、その点は注意が必要となります。
▼関連記事
グループインタビューとは?調査の流れやメリット・デメリットを徹底解説
デプスインタビュー(DI)
デプスインタビュー(DI:Depth Interview)とは、モデレーターと調査対象者の1対1で構成される調査手法です。
モデレーターとの対談形式になるので、じっくり意見を聞くことができ、商品の購買行動や態度変容などカスタマージャーニーを深堀り、調査主体が想定していない意見を引き出すことなど、新しい仮説を発見出来る可能性があります。
グループインタビューと異なり1人ずつ実施するため、周囲の意見に流されるなど本来の意見と異なることを言ってしまうなどのリスクは軽減されます。
また個人のセンシティブな事柄も話しやすくなるなども期待できます。
▼関連記事
インタビュー調査とは何か?種類や活用例、実施手順、コツを徹底解説
モデレーターとの対談形式になるので、じっくり意見を聞くことができ、商品の購買行動や態度変容などカスタマージャーニーを深堀り、調査主体が想定していない意見を引き出すことなど、新しい仮説を発見出来る可能性があります。
グループインタビューと異なり1人ずつ実施するため、周囲の意見に流されるなど本来の意見と異なることを言ってしまうなどのリスクは軽減されます。
また個人のセンシティブな事柄も話しやすくなるなども期待できます。
▼関連記事
インタビュー調査とは何か?種類や活用例、実施手順、コツを徹底解説
-
自社会員以外にインタビューが出来るサーベロイドのインタビュー調査とは
MROC(Marketing Research Online Communities)
MROCはMarketing Research Online Communitiesの頭文字を取り出したもので、ソーシャルメディアを活用した新しいリサーチ手法です。
オンライン上のコミュニティにモニターを集め、クローズドの環境で参加者はどこからでも自由に投稿をします。期間は1週間以上から1年程度まで続くこともあり、従来のリサーチ手法と比べて長期間行うのが特徴の一つです。
コミュニティ内の進行役は気になった投稿に対してリアクションをしたり、トピックを投稿したりして、インサイトの深堀をします。
オンライン上のコミュニティにモニターを集め、クローズドの環境で参加者はどこからでも自由に投稿をします。期間は1週間以上から1年程度まで続くこともあり、従来のリサーチ手法と比べて長期間行うのが特徴の一つです。
コミュニティ内の進行役は気になった投稿に対してリアクションをしたり、トピックを投稿したりして、インサイトの深堀をします。
エスノグラフィー調査(行動観察調査)
エスノグラフィー調査とは、モニターの行動を観察しながら、生活スタイルや思考などの質的なデータを収集するリサーチ手法のことです。インタビューなどの調査では言語化されない無意識な行動を観察することで、通常のモニター調査では表に出てこない新しいヒントや気付きを得ることが最大のポイントと言えるでしょう。「言葉」や「数値」から分析するのではなく、「行動」を分析するため、なぜその行動をとったのかを目の前で確認することが出来ます。
ワークショップ
抱えている課題に対して調査を行った結果をさらにブラッシュアップをする際に行われます。新規事業や商品の開発時に最適で、参加者はブレインストーミングの形でアイディアや知恵を出し合い、ワークショップの目的に沿ったゴールを導き出します。
参加者が事業担当者に限らず、生活者や外部の専門家やマーケター、他部署の人など様々な視点から意見を貰える点が特徴の一つです。ワークショップの経験豊富な人材を抱えている調査会社もあるため、効果的なワークショップにするために問い合わせてみるのも良いかもしれません。
参加者が事業担当者に限らず、生活者や外部の専門家やマーケター、他部署の人など様々な視点から意見を貰える点が特徴の一つです。ワークショップの経験豊富な人材を抱えている調査会社もあるため、効果的なワークショップにするために問い合わせてみるのも良いかもしれません。
定量調査と定性調査の違いについて
数値データによる分析を行う『定量調査』は、人数や比率、統計的傾向などの『量』を把握する調査手法です。一方で、『定性調査』は、言葉や感情、質的な側面にフォーカスし、数字では表現しきれない受容性や感情などの『質』を捉える調査手法です。人々の意見や経験、行動の背後にある理由を理解するのに役立ちます。
得られる情報が異なる
定量調査と定性調査では、得られる情報が異なります。定量調査は数字を出して統計的に分析するのが主な方法ですが、定性調査の場合は対象者の回答を元にした情報を分析するのが基本です。そのため、定量調査の場合は統計的に信頼できる回答数を確保することが重要になります。一方で定性調査の場合は、ユーザーの感想や意見、または絵や写真など文字以外のものを使用して情報を取得するため、それぞれの回答により、得られる情報の内容が異なります。
回答方法が異なる
定量調査と定性調査では、回答方法が異なります。上記でも紹介しましたが、定量調査の場合は数字など目に見えるデータを取得できるため、用意した選択肢を元に分析します。一方、定性調査の場合はインタビューなどで相手の声を聞いて情報を得るため、明確に回答されている内容ではありません。
例えば「あるドラマは面白いと思いましたか?」という質問に対し、定量調査では「はい」「いいえ」などの選択肢を設けることで回答がはっきりしますが、定性調査の場合、面白いと思った理由の深堀が出来るため、回答者の生の意見を一つ一つ確認していきます。
例えば「あるドラマは面白いと思いましたか?」という質問に対し、定量調査では「はい」「いいえ」などの選択肢を設けることで回答がはっきりしますが、定性調査の場合、面白いと思った理由の深堀が出来るため、回答者の生の意見を一つ一つ確認していきます。
調査対象のサンプル数が異なる
定量調査と定性調査では、対象となるサンプルの量が異なります。定量調査の場合はある程度信頼に足る数のデータの取得が必要になるため、対象者は100人以上になります。回答数が多いほどデータに関する信頼性が強まるため、100人以上が目安となり、場合によっては数万という数字になる場合もあります。一方、定性調査は回答の質に重きを置くため、数人からの回答から分析を行うため、対象の数が大きく異なります。
定量調査と定性調査のメリット・デメリットを比較
定量調査のメリット
定量調査のメリットは数値でデータを取得するため、集計や分析が行いやすいことです。さらに、数字という大きな根拠を以て説明もできるため、主張する際に説得力が増します。商品やサービスの開発・改善などを進めるにあたって、様々な意思決定が必要になりますが、統計的に処理したデータを元に施策を進めていくことが出来ます。
定量調査のデメリット
定量調査のデメリットは数字のみのデータになるため、細かいディテールを描くことには向いていません。また、サンプル数もたくさん必要になるため、対象となる人の条件によってはサンプルを集めるのが難しいケースもあります。
定性調査のメリット
定性調査のメリットは、対象者のインタビューによる回答から新たな発見やアイデアを得ることです。定性調査は理由や考え方について「なぜその選択をしたのか」という点をその場で深掘りをすることが出来るため、質問者自身も予想しなかったニーズの発見に役立ちます。
定性調査のデメリット
定性調査のデメリットは回答者の質問によって深い内容を把握できますが、大きな意思決定をする場面では、データとして確信を持てないため向いていません。また、ターゲットの選定も苦労する他、質問者のトークスキルなども重要です。
-
定量・定性どちらのデータも取れる!サーベロイドに登録してみる(無料)
定量調査と定性調査を使い分けるポイントとは?
意味のある意思決定をするために、定量調査と定性調査を有効的に使い分け、その場に必要な情報を得ましょう。
上記で紹介したメリットとデメリットを理解した上で、それぞれの活用シーンをご紹介します。
まず、定量調査の場合は以下のようなケースで利用できます。
・規模や割合、人数など量的な把握がしたい
・数字を用いて客観的な証明がしたい
・仮説の検証
・全体を俯瞰して傾向を把握
・2つ以上のものごとを対等に比較
一方、定性調査の場合は以下のようなケースです。
・ターゲット像を具体的に把握したい
・仮説を構築したい
・具体的な改善案の抽出がしたい
・意識の細かい特徴を深掘りしたい
・流行の収集をしたい
定量調査では主にデータや数字を収集して分析するシーン、定性調査はインタビューなどで細かい部分を分析したいシーンに活用できます。ただ、定量調査と定性調査は併用する場面もあり、例えば仮説を構築して検証する際は、定量調査を用いて全体的な数字を把握し、定量調査の結果から新たに生まれた課題に対して、定性調査で深掘りするといったサイクルもポイントとして覚えておきましょう。
上記で紹介したメリットとデメリットを理解した上で、それぞれの活用シーンをご紹介します。
まず、定量調査の場合は以下のようなケースで利用できます。
・規模や割合、人数など量的な把握がしたい
・数字を用いて客観的な証明がしたい
・仮説の検証
・全体を俯瞰して傾向を把握
・2つ以上のものごとを対等に比較
一方、定性調査の場合は以下のようなケースです。
・ターゲット像を具体的に把握したい
・仮説を構築したい
・具体的な改善案の抽出がしたい
・意識の細かい特徴を深掘りしたい
・流行の収集をしたい
定量調査では主にデータや数字を収集して分析するシーン、定性調査はインタビューなどで細かい部分を分析したいシーンに活用できます。ただ、定量調査と定性調査は併用する場面もあり、例えば仮説を構築して検証する際は、定量調査を用いて全体的な数字を把握し、定量調査の結果から新たに生まれた課題に対して、定性調査で深掘りするといったサイクルもポイントとして覚えておきましょう。
定量調査と定性調査を組み合わせて課題にアプローチする方法
調査目的や用途によっては、定量調査・定性調査それぞれの特徴を活かした組み合わせをすることで、より深く調査課題にアプローチできることもあります。代表的なアプローチ方法を紹介します。
定量調査で構造把握 ⇒ 定性調査で深堀り
1つは定量調査でおおまかな状況を把握して、定性調査でその要因を深堀りするアプローチ手法です。
たとえば定量調査で商品Aの購入や利用実態を把握した後に、定性調査でターゲットの購入理由や利用後の感想、商品に対する不満などを確認すると、よりターゲット理解を深めることができるでしょう。
たとえば定量調査で商品Aの購入や利用実態を把握した後に、定性調査でターゲットの購入理由や利用後の感想、商品に対する不満などを確認すると、よりターゲット理解を深めることができるでしょう。
定性調査で仮説抽出 ⇒ 定量調査で仮説検証
もう1つのアプローチ方法は、定性調査で複数の仮説を立て、定量調査で仮説を検証・構築するパターンです。
たとえば今までにない新商品・新サービスのローンチ時や、女性向け化粧品を販売している企業が男性向け化粧品開発に着手する場合など、過去のデータや蓄積した知見などがないため仮説が立てられないときに適しています。先に定性調査によりユーザー心理を把握しておけば仮説を立てやすく、その仮説をもとに定量調査の質問や選択肢を設定すれば、実態に即した量的な検証ができるでしょう。
たとえば今までにない新商品・新サービスのローンチ時や、女性向け化粧品を販売している企業が男性向け化粧品開発に着手する場合など、過去のデータや蓄積した知見などがないため仮説が立てられないときに適しています。先に定性調査によりユーザー心理を把握しておけば仮説を立てやすく、その仮説をもとに定量調査の質問や選択肢を設定すれば、実態に即した量的な検証ができるでしょう。
-
仮説の構築や検証が出来るサーベロイドのサービスを見る
まとめ
定量調査と定性調査の違いについて紹介いたしました。定量調査は、数字を元に分析を行いますが、定性調査の場合は対象者の言葉から理由や心理を分析するため、活用シーンが異なります。それぞれの調査方法によってメリットとデメリットがあるため、どのような目的で調査をするのかを明確にして選択する必要があります。調査方法がぴったりハマれば、業績をアップさせることにもつながるため、ポイントを押さえて効果的に活用しましょう。
サーベロイドでリサーチをはじめませんか?
-
サービス概要・事例がわかる資料ダウンロード
-
ターゲットの声がすぐに聴ける登録してみる(無料)
80 件