2022年7月22日 更新

広告効果測定に使える用語集② ~テレビ&ラジオ編~

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視聴率

視聴率とはテレビ番組がどれだけの人に見られていたかの指標。
以前は世帯視聴率の計測が主流だったが、テレビ番組の視聴形態が時代とともに変化してきたことを受け、2020年3月より東・阪・名・福岡エリアで実施されていたピープルメーターという個人視聴率調査機器による調査が全国32地区に拡大し、全国視聴率の計測が可能になっている。
またリアルタイム視聴とタイムシフト視聴の合計視聴率の算出も可能になっている。

聴取率

聴取率とはラジオ番組がどれだけの人に聞かれていたかの指標。
紙による訪問調査で計測していたが、首都圏エリアが先駆けて2020年4月よりWEBによる調査とradikoの聴取データを連携させることで、より精緻な計測が可能となってきている。

GRP

Gross Rating Pointの略。
テレビスポット広告の買い付けに使用される世帯視聴率の足し上げ数値。延べ視聴率とも呼ばれる。

TRP

Target Rating Pointの略。
テレビスポット広告の買い付けに使用される個人視聴率の足し上げ数値。ターゲットの延べ視聴率とも呼ばれる。
2018年より視聴率調査が関東を皮切りに個人視聴率に移行したことにより、TRPでの買い付けが一般的になってきている。
テレビ広告のターゲットはChild(12歳以下)、Teen(19歳以下)、F1(20歳以上、34歳以下の女性)、F2(35歳以上、29歳以下の女性)、F3(50歳以上の女性)、M1(20歳以上、34歳以下の男性)、M2(35歳以上、49歳以下の男性)、M3(50歳以上の男性)と分けることが一般的である。

フリークエンシー

テレビCM広告に於いてのフリークエンシーはキャンペーン期間内での平均接触回数という意味。
100TRPのスポットキャンペーンで獲得TRPが100%を超えていても、平均接触回数が低い場合は、広告素材に対しての想起が起こりにくく、想定していた効果が見込めない可能性がある。
最適なフリークエンシーには諸説あるが、一般的には3回から5回程度となっている。
逆にフリークエンシーが高くなりすぎると、広告の効率が低下していくため、出稿プランの見直しが必要になってくる可能性がある。

パーコスト

パーコストは視聴率1%を獲得するために必要となるコスト(広告費)のこと。

アクチュアル

TVスポットCMをパーコストで買い付けする際、事前に行われる線引きは獲得を想定される視聴率を基に行われる。
CM放送後、買い付けた視聴率に対してどれだけの視聴率を獲得したかがアクチュアルと呼ばれる指標になる。
アクチュアルが極端に不足していた場合、補填を行うかどうかという点について、広告主と広告代理店、媒体社の間で事前に協議を行うことが非常に重要となる。
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