目次
企業にとって「消費者の購買行動にどのような変化が起きているのか」を把握することは、商品企画や販促施策を検討するうえで重要なテーマの一つです。
今回は、全国の消費者1,200人を対象に、物価高に対する意識や購買行動の変化についてWebアンケートを実施しました。食品・日用品と白物家電を中心に、カテゴリ別の傾向をご紹介します。
この記事でわかること
・消費者が物価高をどの程度実感しているか
・食品・日用品での購買行動の変化の内容
・白物家電での購買行動の変化の内容
・2カテゴリを比較した際の傾向の違い
・今後の消費意向と趣味・推し活への影響

調査概要
・消費者は物価高をどの程度実感しているのか
・食品・日用品ではどのような購買行動の変化が起きているのか
・白物家電ではどのような変化が見られるのか
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査手法 | インターネットリサーチ(Webアンケート) |
| 使用ツール | セルフ型アンケートツール「Surveroid(サーベロイド)」 |
| 調査期間 | 2026年6月19日〜2026年6月21日 |
| サンプルサイズ | n=1,200 |
| 性別 | 男性600名・女性600名 |
| 年代 | 20代〜60代(各年代約240名ずつ) |
| スクリーニング条件 | 食品・日用品を定期的(月2~3回以上)に購入し、価格相場をある程度把握している方 |
-
マーケティングリサーチ初心者の方も!Surveroidについて詳しく見る
-
1万円からリサーチ可能!低コストで調査を始める
物価高をどのくらいの人が実感している?
約95%が「物価が上がった」と回答

全年代を通じて体感率は高く、男女60代ではそれぞれ100%に達しています。
一方、最も低い女性20代でも86.7%に上っており、年代や性別に関わらず物価上昇の実感が広く共有されていることがわかります。

値上がりを感じるのは食費・日用品費・光熱費の順

2位:日用品費(洗剤・衛生用品等)62.3%
3位:光熱費(電気・ガス・水道)54.9%
4位:外食費51.2%
5位:交通費・ガソリン代45.2%
日常的に購入・支出するカテゴリほど、値上がりの体感が高い結果となりました。
食品・日用品ではどんな変化が起きている?
約8割が購買行動に変化——世帯の構成や年収に関わらず広く発生


「量を減らす」「PBに切り替える」「値下げ品を買う」が三大変化

2位:安いブランドやPBに切り替えた44.8%
3位:お値下げ品をよく買うようになった41.6%
4位:購入頻度を下げた37.9%
5位:クーポン・ポイントを積極的に活用するようになった34.1%
6位:セール・特売日にまとめ買いするようになった34.0%
購入量を減らすだけでなく、PB商品への切り替えや値引き商品の活用、クーポン・ポイントの積極利用など、複数の節約行動を組み合わせている様子がうかがえます。また「購入を完全にやめた商品・カテゴリがある」と答えた割合も17.1%に上っており、単なる節約にとどまらず一部カテゴリからの離脱も一定数で起きています。

4割超が「いつ・どこで買うか」も変えた——特売活用と低価格店シフト

・特売日・タイムセールを事前にチェックしてから購入するようになった:40.3%
・ディスカウントストアや業務スーパーなど低価格店の利用を増やした:33.4%
計画的・能動的な購買行動へのシフトが4割超で起きており、購買チャネルの変化も3人に1人の規模で進行しています。
白物家電ではどんな変化が起きている?
検討機会があった層の約6割が行動変化を経験


女性では女性20代(57.5%)が最も高く、全体的に男性の方が女性より変化あり合算が高い傾向が見られます。
最も多かったのは「購入の見送り」

2位:故障・不具合が起きても修理・使用継続を優先し、買い替えを先延ばしにした28.7%
3位:購入予算の上限を引き下げた26.4%
4位:価格比較・情報収集に以前より多くの時間をかけるようになった21.9%
5位:機能・スペックを下げてでも低価格モデルを選ぶようになった20.5%
変化があった層の約2人に1人が明確な「購入キャンセル」を経験しています。
食品・日用品と白物家電を比較すると
量・購入先の見直し
購入量の削減やブランド変更など複数の変化が併発
行動変化率
78.3%
主要な行動(Q4 上位3)
購入の取りやめ・先延ばし
購入機会そのものを見送る・延期する変化が中心
行動変化率(検討機会があった層 N=872)
63.9%
※全体(N=1,200)では46.4%
主要な行動(Q7 上位3)
食品・日用品 = 量・購入先の見直し / 白物家電 = 購入の取りやめ・先延ばし
カテゴリによって変化の内容に違いが見られる
白物家電では、検討機会があった層のうち63.9%が変化を経験したと回答し、その中心は「購入取りやめ」(50.1%)でした。食品・日用品では「買い方を変える」という変化が多く見られた一方、白物家電では「買うこと自体を見直す」という変化が中心になっている点が異なります。
今後の消費意向——節約は「続く」が多数派

「物価が落ち着いたら以前の購買行動に戻したい」は13.6%、「物価にかかわらず必要なものは変わらず購入するつもり」は13.1%にとどまりました。

趣味・推し活への支出——約半数が影響を受け、2割超は「好きなことは守る」

2位:他の支出を抑えることで(食費・日用品などを節約し)好きなことへの支出は維持している23.6%
3位:もともと好きなことへの支出はほとんどない19.3%
4位:物価高の影響を受け、好きなことへの支出を大幅に減らした12.2%
5位:以前と変えていない(物価高の影響を受けていない)11.7%
「我慢せざるを得ない」と「大幅に減らした」を合算すると45.4%と、約半数が趣味・推し活への支出にも物価高の影響を受けていることが確認されました。

一方「他の支出を抑えながら好きなことへの支出を維持している」は男性20代(38.3%)で最も高く、趣味・推し活を優先するために食費・日用品を削るという行動が若年男性で顕著です。
消費者の支出の優先順位や価値観は一様ではなく、ターゲット層の属性によって傾向が異なる可能性があります。
まとめ
約95%が物価上昇を実感しており、食費・日用品費で体感が特に高い
食品・日用品では約8割が購買行動を変化させ、量の削減・PBへの切り替え・チャネルシフトが同時進行している
白物家電では検討機会があった層の約6割が変化を経験し、購入取りやめが変化の中心
今後も3人に2人以上が節約継続・強化の意向を持っており、今回見られた購買行動の変化が今後も続く可能性がある
趣味・推し活への支出でも約半数が影響を受ける一方、他の支出を抑えて好きなことを守る消費者も2割超存在する
消費者の意識・購買行動を自社でも調査できます
知りたいテーマに合わせてアンケートを作成・配信し、最短当日から回答を回収することが可能です。
「自社の商品カテゴリではどうなのか把握したい」「定期的に市場動向を確認したい」という方は、まずはSurveroidでどのような調査ができるかご確認ください。
サービス概要はこちら
サーベロイドでリサーチをはじめませんか?



