2021年7月19日 更新

【徹底解説】卒論におけるアンケートのやり方

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こんにちは、Webアンケート作成ツールの「Surveroid(サーベロイド)」を運営する、マーケティングリサーチジャーナル編集長の高橋です。この記事では、卒論でアンケートを行うための様々な方法を比較し、具体的な実施方法から注意点までを具体的に解説しています。
 
卒論や学術調査において少しでもアンケートを検討されている方であれば、必ずお役立ち出来る内容になっています。

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学生の皆様が卒論や学術調査を行われる際、アンケートをご実施頂きやすいように、Webアンケート作成ツール『Surveroid(サーベロイド)』初回登録時に限り5,000円分のポイント付与のキャンペーンを行っております!!当記事の最後でご紹介しているので、ぜひご覧ください!

1、 卒論でアンケート調査を行う方法3選

アンケートを行う際にまず躓くのはその実施方法です。結論から言うと、基本的な方法は主に以下の3つです。それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。

1-1、調査会社に依頼する

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調査、いわゆるマーケティングリサーチを専門とする調査会社に依頼する方法です。彼らはアンケートをはじめとする各種調査を生業としているので調査内容に対するアドバイスから集計まで多くサポートをしてくれます。また場合によっては集計のみならず各種統計分析や、レポート作成まで行ってくれることもあります。
 
一方でコスト面では割高になってしまうことが多いので、予算があまりないという方にはお勧めできません。具体的には数10万円程の費用となることが多いです。特に大学側から予算が出ない、ご自身のポケットマネーでアンケートを実施するという場合、調査会社への依頼はあまり現実的ではないかもしれません。

お金をかけてでも専門家の知見を借りながら本格的な調査を実施したいという方におススメする方法です。

1-2、セルフ型アンケートツールを使用する

セルフ型アンケートツールのイメージ

セルフ型アンケートツールのイメージ

続いて挙げられるのがセルフ型のアンケートツールを使用する方法です。(冒頭でご紹介した「Surveroid(サーベロイド)」もこれに該当します。)これはアンケート画面をweb上で作成し、あらかじめ調査モニターとして登録して頂いている方に配信できるというものです。

最大の特徴としてはその安価さがあります。上述の調査会社に依頼した際、数10万円程の費用がかかっていたのに対し、このようなアンケートツールを使用すると数万円以内に収まることが殆どです。そのため、特に大学生の方が卒論でアンケートを実施する際は、最もオススメする手法となります。

一方で、調査会社に依頼する際はご自身で行う必要のなかったアンケート画面作成やアンケート結果の集計をご自身で行う必要があります。そのため、最低限の知識は勉強する必要があります。そうはいっても、このようなツールにはマニュアルやサポートが充実していますし、多くの大学生が利用しているので、これといった問題は特にはないでしょう。

なお、このようなツール使用時はアンケートの依頼文や謝礼について考える必要がありません。(依頼はツールを通じて自動的に行われ、謝礼も費用の中に含まれているため。)それらの手間が全てカットされる点は魅力的です。

当社でもセルフ型のアンケート作成ツール『Surveroid(サーベロイド)』を運営しています。現在、期間限定で学生の皆様に限り初回登録時に5,000円分のポイント付与のキャンペーンを行っています。詳細は本記事下部の6、学割キャンペーンのご紹介に掲載しています。卒論においても毎年数多くの実績があるので、ぜひご検討下さい。

1-3、知り合いに回答を依頼する

最後がこちらです。大学内の友人に回答を依頼する、またはグーグルフォームでアンケートを作成し、FacebookなどのSNSで依頼する方法などがこちらにあてはまります。良いポイントとしてまず料金がかからないということが第一に挙げられます。Facebookで依頼する際もグーグルフォームでアンケートを作成してしまえば、無料で実施可能です。

難点は集まるサンプル数に限界がある点、希少サンプルへのリーチが難しい点でしょう。友人に依頼する際もそうですが基本的には大学生の方がメインでしょう。主婦の意見を聞きたい、という場合はこちらの方法での実施が現実的ではありません。また回答数としても十分な数を回収できないケースが想定され、統計学的に意味のあるアンケート結果とはならない場合があります。

この手法で卒論のアンケートを実施しても問題ないケースとは、ずばり対象者の制限がないケースでしょう。例えば、〇〇という商品認知者であったり、△△の経験者で合ったりと、アンケートの対象者が明確に指定されている場合、ネットを介さずしてその対象者にリーチすることは難しく、調査会社の使用、もしくはセルフ型ツールの使用が現実的です。一方で、アンケート対象者にそのような指定がない場合は、この「知り合いに回答を依頼する」手法でも事足りることがあります。

2、 卒論アンケートの企画にあたりこれだけは気をつけよう

実際にアンケートを企画するにあたっても気を付けるべき点はいくつかあります。まず気になるの点としては、アンケートは何人から回収したらよいのか、また依頼する際の依頼文はどのようなものが良いのかの2点でしょう。そこで、この章ではアンケートの実施におけるお作法について解説していきます。

2-1、アンケートは何人から回収すればよい?

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アンケートにおいてサンプルをどれだけ回収するべきなのか(いわゆるサンプルサイズ)は最初に戸惑ってしまうポイントです。

サンプルサイズはいくらに設定するべきでしょうか?
学問的な話をすると、ここには統計学の誤差という考え方があてはまるのですが、実際には「分析したいところ×100人」からアンケートを回収すれば大丈夫です。
 
例えば大学生のうち何人がコーラを好きなのかということを調べたい場合、分析したいところは大学生となります。なので、大学生100サンプルからアンケートを回収しましょう。
 
20代と30代でそれぞれコーラが好きな割合を比較したい、というのであれば20代、30代がそれぞれ分析したいところに該当します。それならば20代から100サンプル、30代から100サンプルの合計200サンプル、アンケートを回収してしまえば大丈夫です。

皆様が分析したいところはどこなのか、そこからサンプルサイズを決定するようにして下さい。

余談として少し学問的な内容に踏み込んでみましょう。統計学からすると、サンプルサイズは多いに越したことはありません。先ほどの例を用いて、日本の大学生のうち何割がコーラを好んでいるかをアンケートによって調べるという状況を想像してみましょう。

大学生は全国で凡そ300万人いるため、理想はその300万人全員にコーラが好きか聞くことです。現実問題としてそんなことは出来るはずがないので、代わりにその中の何人か、例えば100人であったり1000人であったりに聞くというのがアンケートの考え方です。

その際に大学生全体(母集団といいます。)とアンケートをした人(標本といいます。)の回答にはどうしても誤差が生じてしまいます。標本が大きければ大きいほど誤差は小さくなるため、たくさんの人にアンケートを投げるべきという事実があり、費用との兼ね合いでサンプルサイズを決定するというのが本来の考え方です。

ただ、これにはあくまで学問的な話であり、実際に実務としてアンケート調査を行う際は上述のは「分析したいところ×100人」という考え方を用いればOKです。

2-2、依頼文はどのように書けばよい?

続いてアンケートを依頼する際の依頼文について見ていきましょう。

基本的に調査会社に依頼する際、またはセルフ型ツールを使用する際はもともとアンケートモニタとして登録頂いている方を対象にアンケートを行うのでさほどこの依頼文を重視する必要はありません。というよりも、皆様が依頼を行うことがありません。

一方で知り合いなどに依頼する際は、信頼関係のためにもきっちりとした体裁で依頼することが大事となります。以下に依頼文の一例を記載致しますので、ご参考としてください。

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〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇と申します。
〇〇について研究しておりまして、それにおいて卒業論文におけるアンケート調査にぜひご協力いただきたく存じます。

なおご回答頂きました内容は卒業論文内での利用に留めるものとし、それ以外での利用はございませんのでご安心ください。
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上記のように、必要以上にかしこまる必要はなく、読みやすいシンプルな文章を心がけて頂ければと思います。なお、調査会社に依頼する際やセルフ型ツールを使用する際は、必要に応じてアンケートモニタへ送付されるメール内に記載することが一般的なようです。その対応可否についても事前に確認しておくことをおススメします。

3、調査票を作成しよう

さて、どの手法でアンケートを実施するかを決めたら、実際に調査票を作成していきます。本章では調査票とは何か、また調査票を作成する上での手順や注意点について解説していきます。

3-1、調査票って何?

アンケートの実施方法と実施対象が決まったら、続いて調査票を作成していきます。調査票とはアンケートで聞く内容を一覧でまとめたもので、エクセル(またはワード)で作成することが一般的です。

エクセルで調査票を作成してしまえば、前章で作成した3つの方法(調査会社に外注、セルフ型ツールの使用、知人に依頼)の全てに対応できます。
その際、まとめるべきことはアンケートタイトル、設問文、選択肢、設問順序の4つです。

3-2、アンケートタイトルをつけよう

アンケートタイトルは回答者が先入観を抱かないものにすることが重要です。

例えば、緑茶の飲用頻度を調べたい場合に、タイトルを「緑茶に関するアンケート」とすると、緑茶を日頃から好んで飲用している人の回答割合が増えてしまうことが懸念されます。そうすると、緑茶に関する好意的な意見の割合が増え、正確に市場を反映しているとは言えません。ですので、タイトルは「あなたに関するアンケート」など見ただけでは何についてのアンケートなのか判断できないものを付けることをお勧めいたします。

3-3、設問文を作成しよう

設問文はシンプルイズベターです。ご自身が回答者になって、読みやすい表現を使用するように心がけて下さい。回答者が多く負荷を感じるようになると、徐々に回答内容にも乱れが生じていきます。その際、意識すべきポイントは下記の2点です。
・分かりやすい日本語を心がける
・一つの設問で聞くことは一つまでにする


一点目は当たり前だと思うかもしれませんが、多くのアンケートが回りくどい表現をして、回答者への負荷を必要以上にあげてしまっています。シンプルな日本語を心がけ、また強調したい部分にはマーカーを引く、太字にするなど工夫をしましょう。

例えば、「前問で〇〇と回答した方にお聞きします」と言った注釈文を設定される方もいますが、これも基本的には不要です。この注釈文を入れることによって何か回答結果に影響が生じるわけでもなく、いたずらに設問文が長くなってしまうだけです。設問はシンプルに、出来る限り短くすることを心がけて下さい。

2点目について、ダブルバーレルを避けるようにしましょう。ダブルバーレルとは1つの設問において2つの内容を聞くことです。例として、「このサービスの使用感と価格に満足しましたか?」という設問文を考えてみましょう。選択肢が「満足した」「満足しない」の2つしかないとした場合、使用感には満足したが価格には満足できなかったという人はどのように回答するべきでしょうか?困ってしまいますよね?
 
意識すべきことは、1つの設問で聞くのは1つだけということです。上述のような設問は、使用感の満足度を問う設問と価格の満足度を問う設問の2つに分解する必要があります。ダブルバーレルは意識して避けないと、設問文でやってしまいがちな失敗の一つです。

3-4、選択肢を作成しよう

選択肢についても気を付けるべきポイントは同様で、どれだけ回答者が答えやすいかという視点が重要になります。
例えば、「どの程度の頻度でスポーツを行いますか?」という設問の選択肢で「月に1回」、「週に4回」という選択肢があったとしましょう。これって同じことですよね?
 
或いは同じ設問に対して「月に1回」、「週に1回」「それ以下」という3つの選択肢のみが用意されている場合を考えてみましょう。週に2回の人や、月に2回の人はどれを選ぶのか迷ってしまいそうですよね?
 
このように、選択肢の設定において専門知識は何ら必要なく、いかに回答者を困惑させないかということが大事です。具体的に意識するには上で見た例のように、選択肢の「モレ」「ダブり」はないか確認するようにしましょう。

なお、アンケート作成のコツについてはこちらのページでも詳しく解説しています。
ぜひ、ご参考にしてください。

3-5、設問順序を見直そう

最後に、作成した設問の順序を見直すようにして下さい。設問順序において意識すべきことは、同じカテゴリを近くに配置すること、時系列を意識することの2点です。

以下の画像を見て下さい。左側のダメな例では、商品Aについて聞いたり商品Bについて聞いたりと設問の対象が行ったり来たりしています。右のように、商品Aについて最初に聞いてから、商品Bについて聞くという風にしたほうが回答者は答えやすいですよね。また、認知に関する質問と、購買に関する質問も順序が入り乱れています。購買は時系列で言うと、認知よりも後となるため、先に認知を聞いてから購買について聞いた方が回答者の負荷を下げることが出来ます。
設問順序のイメージ

設問順序のイメージ

なお、アンケート作成のコツについてはこちらのページでも詳しく解説しています。
ぜひ、ご参考にしてください。

4、 アンケート結果を集計しよう

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さて、このようにアンケート画面の作成が完了し、回答が集まった後はその結果を集計しましょう。
集計においてはGT集計、クロス集計の2つが基本となります。

GT集計とは単純集計とも呼ばれ、設問毎にそれぞれの選択肢を選んだ回答者がどれだけいるかを表示した、最も基本的な集計手法となります。

クロス集計とは、それぞれの設問毎にその選択肢を選んだ回答者の内訳を表示するものです。

例えばQ1で1という選択肢を選んだ回答者が25%いるというのがGT表、その25%の内訳を男女別であったり年代別であったりで表示するのがクロス表ということになります。
 
この2つを組み合わせて集計を行うことで、アンケート結果を読み解くことが出来ます。なお、集計を行うにはエクセルを使用するか、集計ツールを使用することが一般的です。集計ツールではクリックだけで上記の集計表が作成できるので、複雑な関数を用意したりする必要はありません。

4-1、GT集計とは?

GT集計とはアンケートの集計としては最も基本的となる集計手法で、設問毎の各選択肢の内訳を表示する集計手法です。全体感、傾向の把握を得意としており、まずはGT集計を行うのが一般的です。

4-2、クロス集計とは?

クロス集計とは、ある設問を他の設問、または性別、年齢などの情報と掛け合わせて(クロスして)、集計を行う手法です。例えば、ある設問を性別によってクロス集計した場合、男女毎における回答傾向の違いを把握することが出来ます。

アンケート結果が集まったらこれらの集計手法により、回答を読み解きましょう。

5、卒論アンケートのまとめ

以上が、卒論でアンケート実施のための全ての手順となります。
この記事が卒論でアンケートを行おうとしている皆様に対して、少しでもお役に立てれば何よりです。
 
この記事を参考に、ぜひ卒論アンケートを実施してみてください!

6、【好評につき期間延長】学割キャンペーンの紹介【5,000円分のポイントをプレゼント】

最後に、期間限定で行っている学割キャンペーンのご紹介です。当社では学生の皆様が卒論や学術調査を行われる際、Webアンケート作成ツール『Surveroid(サーベロイド)』をご活用頂きやすいように、初回登録時に限り5,000円分のポイント付与のキャンペーンを行っております!!  (※サーベロイドは1-2でも紹介したセルフ型のアンケートツールです。)

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ご不明な点はサービスのサポート窓口である下記までお問い合わせください。
サーベロイド問い合わせ窓口:customer-support@surveroid.jp

ここまで読んで頂きありがとうございました。皆様の卒論アンケートがより良いものとなることをお祈りしています!
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