定量調査の主な手法

14 2024.03

アンケート調査手法

定量調査の主な手法

ネットリサーチ

ネットリサーチとはWEBブラウザ上でアンケートを作成し、リサーチ会社が保有している回答モニターに対してアンケートを配信、回収するというサービスになっています。
規模の大きい調査に関してはリサーチャーを交えて調査の設計を行うことがありますが、近年では自身でアンケートを作成、配信、回収を行う、セルフ型ネットリサーチサービスも主流になってきています。

ここではセルフ型ネットリサーチサービスについてご紹介します。
ネットリサーチには様々なツールが存在しますが、ここでは「サーベロイド」を例にご紹介していきます。
サーベロイドのTOPページ

サーベロイドのTOPページ

ネットリサーチはWEB上でアンケートを作成、配信、回収、分析まで可能なツールになります。
各サービスによってインターフェースこそ異なるものの、基本的な機能に関してはどのサービスも似た機能を保有しています。
一般的なネットリサーチの回答画面

一般的なネットリサーチの回答画面

設問タイプなどはサービスによりそれぞれですが、「サーベロイド」では8つの設問タイプを使用することが出来ます。
選べる設問タイプの一覧

選べる設問タイプの一覧

アンケートや設問は直感的に作成できるようにインターフェイスが工夫されており、初心者でも問題なく作成出来るよう配慮がされています。
一般的なネットリサーチの作成手順

一般的なネットリサーチの作成手順

料金は安価であることが多く、最低料金1万円から利用することが出来ます。
また、アンケートの回収については早ければ12時間程度で終了することもあり、非常に使い勝手が良いのが特長となっています。

会場調査

会場調査とは特定の会場にモニターを集めて、インタビューやアンケートを行う調査手法となります。
市場に投入する前の新商品などの試用や試食、試飲を行うことで事前にリアルな生活者の声を収集することが可能になります。また、店舗での実際の売り場を再現することで商品パッケージの評価をもらったり、新CMの感想をヒアリングすることが主な実施要因となります。

ホームユーステスト(HUT)

ホームユーステストは実際の商品をモニターの自宅などの生活環境に送付して、日常生活の中で一定期間に渡り使用してもらい、アンケートやインタビューを行うという手法のリサーチとなっています。日常生活という特性上、日用品やトイレタリーのリサーチで行われることが多いリサーチになります。
商品の提示方法は、ブランド名を開示する「ブランデッドテスト」と開示しない「ブラインドテスト」があります。
ブランデッドテストは調査する商品のブランドに対する期待値や先入観を含めた評価、パッケージの評価を得たい時などに行われる手法となります。一方、ブラインドテスト​はブランドに対する先入観を排除して、品質や性能にフォーカスした形でリサーチをしたい時に行われる手法になります。

街頭調査

街頭調査はリサーチャーが街頭で調査対象者を選別し、路上で簡単なアンケートやインタビューを行うというリサーチ手法になります。ある程度の定性性を保ちながら行える定量調査になります。
実際に該当調査を行う際には、公共の場であれば管轄の警察署に道路使用許可を得る必要があり、ショッピングモールや駅などの場では管理会社に許可を得る必要があります。
調査会社の抱える、調査に慣れたモニターではない一般的な声を収集できることも、メリットの1つとなっています。

来店者(来場者)調査

来店者(来場者)調査は自社が展開する店舗や、イベント会場に来場した人々に対して、接客やコンテンツなどの満足度や評価などを収集するリサーチ手法のことを言います。
主に顧客満足度を図り、現在の状況や改善点などを模索することに利用されることが主流となっています。

郵送調査

アンケートを郵送で送付、回収する手法の調査になります。安価に大量のアンケートを送付することが出来ますが、ネットリサーチなどに比べて回収率があまりよくありません。
一方で、あまりインターネットを利用しない高年齢層へのリサーチを行うには適している方法となっているので、現在でも広く行われている手法となります。

電話/FAX調査

電話/FAX調査は電話やFAXなどで聞き取り調査を行う手法になります。一般的にはマスメディアによる内閣支持率などを調査する際に利用され、個人回線を対象に行われ、法人回線は対象とはなりません。
架電する電話暗号はコンピューターによりランダムに生成された番号に架電する「RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式」を取っており、現在では携帯電話の回線にも架電をすることが可能になっています。
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