2022年7月22日 更新

今の時代、WEBオープンアンケートってどうなの?

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調査手法を大別すると?

一般的に市場動向や新商品開発のために市場調査などを行う場合、調査を行いたい事業社は調査会社の保有しているモニターに対して定量、定性調査を行います。
これは調査会社の保有するモニターであれば、情報の流出リスクが抑えられ、安心して調査を実施できるという側面のメリットがあります。
これをクローズドアンケートと言い、情報が制限される調査というイメージを持っていただければ凡そ問題はありません。

一方でオープンアンケートとは、調査会社の保有するモニターなど情報が制限される対象に向けたものではない調査のことを指します。
例えば自社の顧客リストや、広告などでモニターを自社で募った人が対象となるような調査になります。

WEBオープン調査のメリット

WEBオープンアンケートのメリットとして挙げられることは自社商品やサービスについての意見をダイレクトにキャッチできるということが挙げられます。
特にWEBアンケートでオープン調査を実施する場合には、サービス・ブランドのWEBサイトや、顧客とのコミュニケーションを図るメルマガなどにアンケート画面のURLを貼り付けることで、自社顧客の意見を集めやすくなります。
これまで紙で行ってきたアンケートなどに比べて回答負荷が少ないことから、より多くの意見を集めやすいということもWEBオープンアンケートのメリットと言えるでしょう。

with コロナの時代だからこそオープン調査が有効!?

本記事を執筆している2020年6月現在は、新型コロナウイルスの影響もあり、企業のマーケティング活動も大きく変化している状況下にあります。
これまでの対面型の営業スタイルは減少傾向にあり、マーケティング戦略もCRMやLTV施策を充実させる流れに移行してきているようです。
そのようなとき顧客は何を求めているのか?どのような施策を顧客に実施したらいいのかを判断する上で、顧客に対するWEBオープンアンケートは有効な施策といえるのではないでしょうか?
自社の抱える会員がどのようなサービスに魅力を感じ、どのようなサービスを求めているのか、新規の顧客を獲得しづらい今だからこそ、自社の顧客と向き合っていくというのは得策かと思われます。
調査手法という点では「定量調査」と「定性調査」の2つが多く知られている言葉かと思います。
それについては違いを解説した記事を用意してあるので、そちらもご参照ください。
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栗田(MRJ副編集長) 栗田(MRJ副編集長)