新型コロナ関連調査メタ分析~Infographics

21 2022.07

編集室メンバーコラム

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リサーチ会社の新型コロナ関連調査結果を整理

緊急事態宣言が解除され、6月に入って仕事や生活は日常に戻りつつあります。もちろん、第二波の恐れや今後の経済がどうなるか不安は続いており、また、給付金の書類が来ないので何かけりがついてない気持ちがします。

さて、この間リサーチ会社の多くが新型コロナ関連の自主調査を実施し、リリースしています。JMRAマーケティングデータ・ストレージ(https://jmra-mds.jp/)というサイトがあって、こちらを見るとたくさんのリサーチ結果を知ることができます。

そこで、各社の新型コロナ関連調査結果をインフォグラフィックにまとめてみました(下図、拡大されない場合は「表示」ボタンを押してみてください)。さえない、下手くそなインフォグラフィックなのはご容赦ください、やはりこういうのは慣れたデザイナーに頼みたいですね。

「メタ分析」というのは名ばかりで、ほぼ調査結果そのままです。強いて言えばどのデータを採用して、どう配置するかという編集の部分だけがオリジナルなものです。
新型コロナに対する意識と生活への影響

新型コロナに対する意識と生活への影響

各データについて

それぞれのリサーチ結果について、少しだけコメントします。

「不安の推移」・・・インテージ によるデイリー調査結果。4/7(緊急事態宣言発令)や4/30(10万円給付含む補正予算成立)のタイミングで少しだけ不安が下方にスパイクする(減る)のですが、その後元の水準に戻ってしまう動きがわかるところが、日次データならではの面白いところ。同様の手法でR&Dもコロナ下の毎日の食生活をレポートしています。

「信頼している情報源」・・・アンド・デイによる調査結果。機縁法によるn=75の調査結果なので一般化しづらいデータですが、自由回答の分類によって、プリコードの選択肢調査にはない面白い結果が得られているので取り上げました。

「1人10万円の給付金」・・・日本リサーチセンターによる調査結果。給付時期(この時点で「早くて5月下旬から」)は「妥当でない」が半数でした。そして、まだ書類も来ていない。

「アベノマスクの受取状況」・・・アスマークによる調査。5/22時点のデータですが、この前の時点にも調査を行って推移を見るなど、妥当性を検証しつつデータを示しています。

「各機関の対応評価」・・・日本インフォメーションの調査結果。GSS(シカゴ大学)のよく知られた設問Public Confidenceのような形式で調査しています。国と地方自治体の評価の差が大きいです。

「同居家族と過ごす上での困りごと」「同居家族と過ごす上でのニーズ」・・・クロス・マーケティングもデイリーではないですが継続的にコロナ下の生活意識をリサーチしています。このあたりのデータがマーケティング・リサーチの立場から気になるデータになります。

「続けていきたい生活の変化」・・・日本リサーチセンターによる調査結果。コロナ後の生活ニーズの変化を占うものです。

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