18歳意識調査「コロナ禍とストレス」の調査報告書のレビュー
業界歴20年以上のリサーチャーが、「18歳意識調査」の報告書を読んでみた感想や疑問点を書いて見ました。一意見として業務の息抜きに読んでいただけますと幸いです。
市場調査と学術調査の違い
ネットリサーチCron : 私のクライアントには企業のマーケティングリサーチャーもいれば、大学や研究機関の研究者もいるのですが、今回は市場調査と学術調査の違いについて書いてみたいと思います。
デモグラフィックスとは
デモグラフィックスとは、年齢、性別、家族構成、所得、職業、学歴、居住地域などの、「人口統計学的属性」のデータのことをいいます。
コロナ禍がブーストするDXとリサーチ業界の今後
日本企業のDXへの取り組みの遅れは多方面から指摘されていますが、コロナ禍を経て更に注目が高まっています。本記事ではDXと財務的パフォーマンスの関係を調査したレポ―ト結果などを掲載しておりますので、是非ご覧ください。
リサーチ手法:Vox Pops
MOSのVox Popsはラテン語のVox Populi、「人々の声」という意味で、MOTSはMan On The Street、つまり、テレビのニュースなどでしょっちゅう目にしている路上インタビュー、路上アンケートのことです。
コロナ陽性者数と死者数のとグレンジャー因果
コロナ陽性者数と死者数の因果関係について疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。本コラムではコロナ禍におけるグレンジャー因果について書かれた論文を用いて、コロナ感染者数から死亡者数を予測することの難しさをお話します。
ペット系YouTubeチャンネルの主成分プロット
ペット系YouTubeチャンネルを8つの変数を用いて主成分分析してみました。クリエイターニンジャ社のTUBERSから登録者数上位50のチャンネルデータをスクレイピングし、座標プロットを作成してみましたのでご紹介いたします。
アンケートで不正回答を防ぐことは難しい?不正回答者の傾向を徹底分析
Satisficing回答者の予測に関する実験調査結果の続きです。前回記事で不正回答者の傾向を変数を立て予測しましたが、本記事ではその予測がどれだけ正しいか検証をしてみました。
D.I.Y.リサーチ入門(設計編)3定量調査の型
有用な調査を設計するには調査目的を明確にすることが必要で、その調査目的を考える中で、「何を調べるか」(リサーチ課題)を決めるにはリサーチの型(トラディション)を知っていたほうがよい、というところまで前回話を進めました。
本記事ではリサーチの設計についてお話していきます。
アンケートを適当に回答する人ってどんな人?ロジスティック回帰分析でわかったこと
本記事では、ロジスティック回帰分析を用いてアンケートに不正回答する人の傾向を調べてみました。分析結果から、回答者に寄り添う調査内容、依頼のしかたが調査のクオリティの上では重要だということがわかりました。
【検証】アンケートを適当に回答する人の割合ってどのくらい?
アンケート回答の質に関して、不正な回答をする回答者をどう抑制するのかがサーチ業務で非常に重視される点となります。今回は、Web調査における不正回答者を予測する簡単な実験を実際に調査を行ってみたので、結果をもとに分析していきます。
Rでパラデータの前処理
パラデータというのは、回答に要した時間、回答に使った機器(パソコンか、スマートフォンか等)などのように、「調査データを取得するプロセスのデータ」のことをいいます。
今回はRを使ったパラデータの前処理の一例をご紹介します。
QualtricsがスピンオフIPO
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2019年にSAPに80億ドルという高額で買収された、アンケートツールを販売・提供しているアメリカの会社Qualtricsが、1月28日にスピンオフIPOし、時価総額は200億ドルにまで上がっています。
これで市場では、先行して上場していたSurveyMonkeyの5倍以上という評価額になりました。
危機とアナリティクスと定性調査と
パンデミックのような危機には、仮説の発見を得意分野とするアナリティクスこそが、学習と順応という点で企業に優位性を与える、したがってアナリティクスに投資すべきだ、というような主張でコラムはまとめられています。
KOJI.A
業界歴は20年以上で2017年から独立、個人事業として開業。 マーケティングリサーチ、社会調査・学術調査の設計・実施・分析、各種定量データの解析、企業経営に関するコンサルティング、社会・文化に関する調査研究、出版・公演・展示 「日本世論調査協会」「日本行動計量学会」の個人会員であり、マーケティングリサーチ関連の話題をフリーランスの立場から独自の切り口で発信します。 協力ライター募集中。