Twitter分析
データは、5月25日の午前中、7時から12時くらいにツイートされた、「世論調査」についてのツイートをスクレイピングしたもの(999ツイート)です。
この時期は毎日と朝日で内閣支持率が低下した世論調査結果が報道されたので、政権支持者側からの批判が多いですがが、逆の結果のときは不支持層からの批判が多くなるので、それほど特異な時期ではないと考えています。
この999ツイートは、917アカウントから発信されており、同一アカウントからのツイートの分布は下図のとおり、ほとんどが1ツイートであるが「世論調査」について8ツイートした人もいました。
この時期は毎日と朝日で内閣支持率が低下した世論調査結果が報道されたので、政権支持者側からの批判が多いですがが、逆の結果のときは不支持層からの批判が多くなるので、それほど特異な時期ではないと考えています。
この999ツイートは、917アカウントから発信されており、同一アカウントからのツイートの分布は下図のとおり、ほとんどが1ツイートであるが「世論調査」について8ツイートした人もいました。
ツイートはリツイートされて拡散されるが、999ツイートのうち、約800はこの時点(25日12時)ではリツイートされていませんでした。一方、1000を超えるリツイートがされたツイートもあり、非常にたくさんリツイートされるものもありました。
下図は横軸にリツイート数を対数目盛で置いたグラフ。
下図は横軸にリツイート数を対数目盛で置いたグラフ。
次のグラフはツイートしたアカウントのフォロワー数を図示したもので、横軸にはフォロワー数を対数目盛で表示しています。なお、ツイート単位でプロットしているので、ダブルカウントされているアカウントもあります。
フォロワー数0人のアカウントから、フォロワーが100万人近いアカウントまで、非常にばらつきがありました。
フォロワー数0人のアカウントから、フォロワーが100万人近いアカウントまで、非常にばらつきがありました。
さて、このデータのうち「世論調査」に批判的なツイートがどれくらいあるかというと、26%、4分の1に及びました。
根拠のない批判・中傷に当たるツイートの例はどんなものか、以下に列挙。
世論調査の数字もそもそも当てにならない。母集団に偏りがある新聞社の調査、しかも信頼性が証明されていないRDD調査だからな。
〇〇世論調査方法って調べればひどいやつ出てくるから、偏らない?そんなことないです^_^
〇〇新聞のインチキなんじゃないの?
データなんてそんなもの左翼の願望を数値化し弱者を騙しているだけ。
〇〇新聞記者の世論調査会社の恣意的な支持率に笑いが起きてる
「統計の嘘」ってのがあってねぇ・・・正直、最近世論調査ってのを独自で勝手にやることが増えたのは、お手軽で操作しやすいからってのはあると思うんだ
今時、電話での世論調査って。全くと言っていいほどあてにならん。なぜこのご時世に電話調査なのか。
〇〇新聞の世論調査に参加してる人間が政府を支持する訳がない。無駄だ。
新聞社の世論調査などは所詮「メディアの捏造報道による無辜の民をどれだけミスリードできたか」の指標でしかない。
世論調査ではなくて社内調査かもね(笑)
世論調査内閣支持率って信用ならんくない?2000人くらいの意見じゃなぁ……
まぁ世論調査は対象者や聞き方とかである程度操作は可能なのは周知の事実ですからね。
さて、「批判的」ツイートをしているアカウントにはいくつか傾向があり、まず「世論調査」を含むツイートを数多くしている人ほどそういった意見が多いです。
世論調査の数字もそもそも当てにならない。母集団に偏りがある新聞社の調査、しかも信頼性が証明されていないRDD調査だからな。
〇〇世論調査方法って調べればひどいやつ出てくるから、偏らない?そんなことないです^_^
〇〇新聞のインチキなんじゃないの?
データなんてそんなもの左翼の願望を数値化し弱者を騙しているだけ。
〇〇新聞記者の世論調査会社の恣意的な支持率に笑いが起きてる
「統計の嘘」ってのがあってねぇ・・・正直、最近世論調査ってのを独自で勝手にやることが増えたのは、お手軽で操作しやすいからってのはあると思うんだ
今時、電話での世論調査って。全くと言っていいほどあてにならん。なぜこのご時世に電話調査なのか。
〇〇新聞の世論調査に参加してる人間が政府を支持する訳がない。無駄だ。
新聞社の世論調査などは所詮「メディアの捏造報道による無辜の民をどれだけミスリードできたか」の指標でしかない。
世論調査ではなくて社内調査かもね(笑)
世論調査内閣支持率って信用ならんくない?2000人くらいの意見じゃなぁ……
まぁ世論調査は対象者や聞き方とかである程度操作は可能なのは周知の事実ですからね。
さて、「批判的」ツイートをしているアカウントにはいくつか傾向があり、まず「世論調査」を含むツイートを数多くしている人ほどそういった意見が多いです。
また、「根拠のない批判・中傷」ツイートをしているアカウントは、フォロワー数が多くはなく、下図はそのアカウントのフォロワー数をウエートとして比率を計算したもの。「根拠のない批判・中傷」の比率は14%に下がりました。
フォロワー数が少ない人のツイートであれば、リツイート数も少ないかと思いきや、そうではなく、リツイート数(正確にはリツイート数に元ツイートの1を加えた数)をウエートとして集計してみると、「根拠のない批判・中傷」ツイートは26%で、ウエートなしのツイート数単位集計と変わりませんでした。
つまり、少ないフォロワーの間でたくさんリツイートしている傾向がありました。
つまり、少ないフォロワーの間でたくさんリツイートしている傾向がありました。
まとめると、「根拠のない批判・中傷」ツイートをするアカウントは、そのことを何度もツイートしがちであり、少ないフォロワーの間でたくさんリツイートしている、という傾向があるといえます。
尊重しあえる関係を築くために
この分析は、特定のイデオロギーを非難するものでも、伝統的な調査手法を一方的に擁護するものでもありません。
私たちが伝えたいのは、どんな分野にも、その道を深く探求し、専門性を高めてきた人々がいるということです。調査や統計に限らず、どの分野の専門家も、様々な視点や課題を真剣に考え抜いています。
専門家だからといって、すべての答えを知っているわけではありませんし、一般の方々の素朴な疑問や意見が、新しい発見につながることもあります。
大切なのは、互いの専門性を尊重し、建設的な議論ができる関係を築くことではないでしょうか。私たちは、今後も精度の高いデータを提供できるよう努めるとともに、より多くの方々に調査の価値を理解していただけるよう、発信を続けていきたいと考えています。
私たちが伝えたいのは、どんな分野にも、その道を深く探求し、専門性を高めてきた人々がいるということです。調査や統計に限らず、どの分野の専門家も、様々な視点や課題を真剣に考え抜いています。
専門家だからといって、すべての答えを知っているわけではありませんし、一般の方々の素朴な疑問や意見が、新しい発見につながることもあります。
大切なのは、互いの専門性を尊重し、建設的な議論ができる関係を築くことではないでしょうか。私たちは、今後も精度の高いデータを提供できるよう努めるとともに、より多くの方々に調査の価値を理解していただけるよう、発信を続けていきたいと考えています。
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