データドリブンな施策実現に向けて海外13か国へ調査実施

株式会社バンダイナムコネクサス様
株式会社バンダイナムコネクサス様 
データ戦略部 内田様

株式会社バンダイナムコネクサスは、バンダイナムコグループ全体のデータ活用や戦略立案を推進する企業です。グループが展開する多彩な事業をつなげ、IPファンのお客様との結びつきをさらに強化することを目的としています。今回は、株式会社バンダイナムコフィルムワークスと株式会社バンダイナムコネクサスに在籍されているデータストラテジストの内田様に海外調査の活用について詳しくお話しを伺いました。

内田様の業務内容を教えて下さい。

バンダイナムコネクサスでは、データストラテジストとして戦略立案やプロジェクトマネジメントを行っております。また、兼務出向の形で所属しているバンダイナムコフィルムワークスでは、マーケティング戦略室に所属しております。どちらの会社でもデータに基づいた意思決定のお手伝いを心がけ、日々グループ全体への展開や施策実行に邁進しております。

サーベロイドを使ったきっかけを教えてください。

サーベロイドは主に海外向けの調査を効率的にかつコストを抑えて実施したいときに活用しており、今回は日本を含めた14か国に対して調査を行いました。

従来の調査会社を通じて調査を行う場合、高額な費用がかかるため、定点的に実施することも踏まえると予算を抑えたい思いがありました。サーベロイドは1人あたり20円という業界最安値※で調査が可能です。また、翻訳機能やランダマイズ、選択肢の引継ぎといった豊富な機能も整っており、安心して利用できる点が決め手となりました。

※実施時点

調査目的を教えてください。

事業目標達成のために、データドリブンな施策を進めるファーストステップとして現状把握調査を行うことが目的です。今後も定点調査を行い、PDCAサイクルを効果的に回すための環境構築を進めていく予定です。

デジタル領域ではログの取得が容易で、データ活用が進んでいる一方、フィジカル領域ではデータの計測や取得の難易度が高く、コスト面の課題もあるため、活用がまだこれからというケースも多いと感じています。とはいえ、施策やキャンペーンの成果をより確実なものにするためにも、まずは現在の状況を定期的に測定し、取り組みが着実に前進しているかを確認できる環境を整えることが重要だと考えています。

調査を実施してみた感想はありますか?

調査を通じて特に良かったと感じたのは以下の2点です。

①翻訳機能の便利さ

アンケート作成時に翻訳ボタンを活用することで、各国の言語に即時対応でき、調査をスムーズに進められました。また、アンケートタイトルが固定されているため、手間なくクイックに作成できました。

②見積もり作成の手軽さ

ユーザー自身でPDF形式の見積書を簡単に出力できるため、社内稟議の手続きがスムーズに進みました。また、調査設計の段階で見積り内容を複数のパターンで確認できた点も便利でした。

調査実施時に気を付けていた点はありますか?

調査を実施する際に特に注意したのは、回答負荷を軽減し設問に矛盾がないことを確認すること、そして回答者が答えやすい設問を作成することです。また、サーベロイドの翻訳ツールと他翻訳ツールを併用するなど、精度の正確さには気を使いました。翻訳に違和感がないよう、google検索結果を英語にした上でニュアンスの差異を可能な範囲で調べたり、翻訳が崩れないよう日本語の設問も簡潔に保つことを意識しました。

Tips

翻訳機能を使用せずに、直接入力をすることも可能です。普段利用している翻訳ツールとの併用や、該当言語に精通している方による直接入力も可能です。

翻訳機能
自動翻訳機能を搭載しているため、日本語で設問作成が可能です。

有効なデータは取得できましたか?

有効なデータはしっかりと取得できました。特に、定点調査の基準点を得ることが目的だったため、その点はしっかりと達成できたと感じています。

今回のデータを活用して、あるIPブランドに対する各国の認識を比較することができ、これまで感覚に頼っていた部分が数字で可視化されたため、社内でも注目度が高かったです。

取得したデータの活用方法とその後のアクションを教えてください。

取得したデータは、今後の施策のKPIとして社内に共有しました。今回のデータをもとに、施策の判断材料として活用していきます。また、次にどの国でブランド展開を行うかを検討する材料にもなりました。次回の調査では認知度の変動を測定し、前回の調査結果と比較した上でデータに基づいたアクションを実施する予定です。

今後の調査の活用シーンはありますか?

今後、社内でクイックリサーチのスキームを構築することを検討しています。国内調査で実施している調査項目の一部を、海外調査でも実施する予定です。具体的には、コンセプト調査、ターゲット層の選定、IPブランドに対する認知度調査などになります。外注とセルフ型調査を併用しつつ、低価格で迅速に実施できるセルフ型調査を今後増やしていく方針です。終了した作品の振り返り調査や事業全体に関わる大規模な調査は外注を活用し、短期間でサイクルを回す調査はセルフ型調査を活用するなど、目的によって使い分けています。

海外調査を検討されている方へアドバイスはありますか?

多くの企業が海外市場をビジネス展開の対象として視野に入れていると思いますが、いきなり大きな費用をかけて外注で調査を依頼するのは負担が大きいと思います。まずはセルフ型ツールを使って、小さい費用で仮説検証を行い対象国の実態を把握することをおすすめします。また、小さい費用で調査を実施することで、サステナブルにデータ収集ができ、ノウハウも蓄積されます。これから海外調査を検討しているマーケティング担当者の皆さんも、ぜひセルフ型ツールを活用してみてはいかがでしょうか。

インタビューにご協力頂きありがとうございました!

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サーべロイドでは直感的な操作で本格的なアンケートを作成することができます。
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