調査対象者ってどのように決めたらよい?

22 2024.01

アンケート作成

調査対象者ってどのように決めたらよい?
新事業計画や商品企画において「消費者理解」は非常に重要です。消費者のニーズはあるのか、どういったターゲットに訴求できるのかなどを知ることができる代表的な手法であるアンケート。
今回はアンケート対象者の決め方について解説します。
アンケート作成のポイントがわかる!


調査対象者とは

調査を開始する前段階で「誰に対して調査を行うか」を決める必要があります。これが調査対象者です。調査対象者を決める上では、誰に対して調査を行うとその目的が達成されるのか、という観点で対象者を決定する必要があります。

調査対象者の決め方

調査対象者は「属性情報」と「履歴情報」の組み合わせから考えることができます。
属性情報は性別や年代、未既婚や職業などその人を構成する基本的な性質のことを指します。履歴情報とは、特定商品の購入経験や関与度など、ある商品に対する過去の履歴のことです。もちろんそのすべてを設定する必要はなく、属性情報のみ、履歴情報のみで対象者を設定すること、更には対象者を絞り込まない(全員をアンケート対象者とする)ということも考えられます。
自身が行われる調査は誰に対して行うのが適切なのか考えるようにしましょう。

例1:新商品のパッケージとしてA案、B案のどちらが優れているかを聞きたい場合→調査対象者は全員となります。
例2:20代男性を対象とした新商品の企画をしており、現時点のコンセプトがターゲットにどの程度受け入れられるかと確認したい場合→調査対象者は「全国の20代男性」となります。
例3:あるスキンケア商品が更に女性に訴求できるよう、既存の女性顧客から要望を探りたい場合→対象者は女性かつ商品使用者となります。
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