2022年4月13日 更新

アンケートには意味がない?マーケティングリサーチ不要論に物申す。

gettyimages (498)

こんにちは、マーケティングリサーチジャーナル編集長の高橋です。スティーブジョブズが発信したとされるマーケティングリサーチ不要論。この記事ではマーケテイングリサーチ不要論について、調査会社の立場から考えを発信しています。 

道具はうまく使うのが重要。うまく使えなければ無駄な出費になってしまいます。
アンケートを企画されている方や日頃からアンケートを行っている方はぜひご一読下さい。

1、 アンケートって本当に意味がないの?

アンケート調査には意味がない。インターネットの記事を見ているとそのような論説を目にすることがあります。
本当にそうでしょうか?
まず私のスタンスを明らかにすると、アンケート調査に意味がないといういわゆる「マーケティングリサーチ不要論」は極論だと考えています。

マーケティングリサーチは「道具」です。包丁は食材を切るために使いますが、(極端ですが)人を傷つけるためにも使えてしまいます。道具を扱う上で最も大事なことは「正しく」使うことです。

マーケティングリサーチ、アンケートも正しく使えば大きな価値をもたらしてくれると私は考えています。
そこで、本日はマーケティングリサーチ不要論に対する私の意見を述べてみたいと思います。

まずはその前にマーケティングリサーチ不要論について簡単に確認してみましょう。

2、マーケティングリサーチ不要論とは?

アップルの創業者であるかのスティーブ・ジョブズは以下のように言ったとされます。
「消費者は自分の欲しいものを分かっていないから、彼らに何が必要か聞いても意味がない」
 
これと合わせてよく耳にすることとして、自動車会社フォードモーターの創業者であるヘンリー・フォードも以下のように言ったとされます。
「もし顧客に、彼らが何を欲しいか聞いていたらもっと早く走る馬と回答していただろう。」
 
確かにその通りです。車がまだない時代において車が欲しいとは考えません。
または2000年代前半に戻って、街行く人にどんな携帯電話が欲しいかと聞けば、より早くインターネットにアクセス出来て、よりオシャレなガラケーが欲しいと答えていたでしょう。
 
これらが世の中で囁かれるマーケティングリサーチ不要論、アンケート不要論です。
こう考えてみると確かにアンケート調査には意味がないという意見も、一つの筋の通った意見という気もします。
 
しかし、私の意見としてはやはりマーケティングリサーチ不要論は言い過ぎ、つまり極論だと考えています。
例えば日系の消費財メーカーであれば年間を通じて莫大なアンケート調査を行っています。
そのすべてに意味がないなんてこと、有り得ないですよね。
 (497)

3、 アンケートは正しく行ってこそ意味がある

世の中には多くの調査手法があります。定量調査と定性調査という大きな分類があり、定量調査であればアンケート調査や会場調査(CLT)、定性調査であればデプスインタビューやグループインタビューなどがあります。

インタビューでは少数の人に対して会話を通じながら深層心理を把握することが可能です。そうすることで通常で発見の難しいインサイトを獲得できたり、仮説を見つけることができます。

或いはインターネット上でのアンケートであればスピーディーに多くの消費者の意見を集められる点が魅力です。インターネットを通じて全国にアンケートを配信することが可能なため、街頭調査ではまず出会えないような希少なサンプルに出会えることも魅力です。特にセルフ型ツールを使用した際であれば圧倒的な安さが魅力となります。わずか2~3万円でパッと消費者の声を聞けるので日々の業務において多くのニーズがあるでしょう。

しかし、アンケートは消費者のどんな意見も集められる無敵のツールではありません。
ガラケーしか知らない人に、どんな携帯電話が欲しいかと聞いてiPhoneと回答する人はいません。
iPhoneと回答できる人がいるならば、もはやそれはスティーブジョブズです。


ただ、アンケートでガラケーの不満点を聞けば「画面が小さいこと」「インターネット接続が重いこと」など多くの意見が得られる可能性はあります。
そこから、メーカー側はより大きな画面で早くインターネットに接続できる携帯電話を作ろうという着想に至るかもしれませんし、キーボードを画面内に収めてしまおうというアイデアが生まれるかもしれません。

さらに、そのアイデアは本当に消費者にとって受容性があるのかをアンケート調査を用いて確認することもできます。アンケート調査は適したタイミング、適切な使用法で使用すればその真価を発揮できます。

4、マーケティングリサーチは不要ではない

マーケティングリサーチはマーケティング活動をよりよく回すための「道具」です。取扱説明書をよく読み使用法をきっちり理解することができれば、消費者の声を聞くツールとして、私たちの力になってくれるはずです。少なくとも私は、スティーブ・ジョブズのようにマーケティングリサーチ抜きで素晴らしい商品を作れそうにはないので、その力に頼りたいと思っています。

その上ではいかにアンケートを上手に作るかがコツになってきますが、それは以下の記事で詳しく解説しています。

アンートの作り方のコツはこちら

皆さんもぜひ、うまくアンケートや各種調査をうまく使いこなしていただければと思います!

5、アンケートはサーベロイドで

最後にはなりますが、当社のアンケートツールをご紹介させて下さい。アンケートの魅力は安く早く大量サンプルの意見が獲得できる点です。
 
当社のサーベロイドは1万円からアンケートを実施いただけ、配信から平均48時間で回収が完了するため、施策の実施において最も重要である「スピード」に影響をせずに効果測定をし、PDCAを高速回転させることが可能です。

資料ダウンロードはこちら
お問い合わせはこちら

それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!
ネットリサーチツールへのリンク

15 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【サーベロイド】回答者の趣味嗜好や家族構成など、より詳細な消費者情報を基にアンケート配信可能な新機能「拡張属性」をリリース!

【サーベロイド】回答者の趣味嗜好や家族構成など、より詳細な消費者情報を基にアンケート配信可能な新機能「拡張属性」をリリース!

MarketingResearchJournalを運営する株式会社マーケティングアプリケーションズ(本社:福岡県福岡市、代表取締役・萩野郁夫)は、2022年4月1日(金)に、セルフ型ネットリサーチ「サーベロイド」で新機能「拡張属性」の提供を開始致しました。
大石 | 203 view
ホワイトデーでのバレンタインのお返しに対する働く女性の意識調査2022

ホワイトデーでのバレンタインのお返しに対する働く女性の意識調査2022

もうすぐホワイトデー。お返しに迷っている方も多いのではないでしょうか? 今回働く女性がホワイトデーについてどう思っているのか、550名を対象に調査を行いました。貰って嬉しいものから、お返しの金額、ホワイトデーに対するホンネを集めてみました。
アンケート用紙をWordで作成する方法。チェックボックスやドロップダウンリストの使い方を解説

アンケート用紙をWordで作成する方法。チェックボックスやドロップダウンリストの使い方を解説

アンケートを紙で実施する際に必要になるのがアンケート用紙の作成です。日本企業では文書を作成する際にはマイクロソフト社のwordが多く使われていますが、当記事ではそのwordでアンケート用紙を作成するポイントを解説いたします。
アンケートの依頼メール文の書き方とは?記載すべき項目や回答率をアップさせるポイントを解説

アンケートの依頼メール文の書き方とは?記載すべき項目や回答率をアップさせるポイントを解説

マーケティング活動において生活者の声を取り入れるためにアンケートを取ることは重要な施策の1つとなっています。ただアンケートに回答するという行為は回答者にとっては一定の時間を提供する心理的負荷の高い行動となります。 当記事ではアンケートへの回答率を上げるための方法の1つとして、アンケート依頼メールの書き方についてのポイントを解説します。
アンケートの選択肢の重要性・作成時の注意点・種類について解説

アンケートの選択肢の重要性・作成時の注意点・種類について解説

アンケートは対象者に向けていくつかの質問をし、回答内容に基づいて分析をすることで何らかの情報を得るために行いますが、アンケート結果に現実との齟齬が生じると今後のマーケティング活動に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。 今回は、アンケートの『選択肢』に焦点を当てて信頼性の高い回答を得るためのポイントを解説していきます。
大石 | 1,404 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

高橋 高橋