目次
Excelでの集計・分析方法
データはExcelを使って集計をすることができます。ここでは集計をするときに便利なExcelの機能をご紹介します。Excelに不慣れな方にもわかりやすく解説しますので、参考になれば幸いです。
Excelでグラフを作る手順については、下記の記事で詳しく解説しておりますので併せてご覧下さい!
Excelでグラフを作る手順については、下記の記事で詳しく解説しておりますので併せてご覧下さい!
COUNTIF関数の活用
COUNTIF関数は、指定した[範囲]の中で1つの[検索条件]に一致するセルの数を数えることができる関数です。
『=COUNTIF(範囲,検索条件)』
[範囲]に参照する範囲を指定し、[検索条件]に一致するデータの個数を数えます。
下記に簡単な例を用いて解説します。
『=COUNTIF(範囲,検索条件)』
[範囲]に参照する範囲を指定し、[検索条件]に一致するデータの個数を数えます。
下記に簡単な例を用いて解説します。

上記のように指定すると、性別列のうち男性の数を数えてくれます。
COUNTIF関数は[範囲]と[検索条件]を指定するだけなので簡単に集計ができます。[検索条件]には例のような単語だけでなく、数値や空白セル等も指定することができるため、自分の集計したいものに合わせてぜひ応用してみてください。
(『=COUNTIF(E3:E10,">=5")』と入力すると、来店頻度5回以上の数を数えることができます。)
COUNTIF関数は[範囲]と[検索条件]を指定するだけなので簡単に集計ができます。[検索条件]には例のような単語だけでなく、数値や空白セル等も指定することができるため、自分の集計したいものに合わせてぜひ応用してみてください。
(『=COUNTIF(E3:E10,">=5")』と入力すると、来店頻度5回以上の数を数えることができます。)
SUM関数・INDEX関数の活用
SUM関数:指定したセルの範囲の数値の合計値を取得
『=SUM(範囲)』
INDEX関数:指定したセルの範囲から指定した行と列の位置にあるセルを取得
『=INDEX(範囲, 行番号, 列番号)』
それぞれエクセルの関数の中でもベーシックなものではないでしょうか。実はこの2つを組み合わせるとさらに便利に活用できるため、例と共に解説していきます。
『=SUM(範囲)』
INDEX関数:指定したセルの範囲から指定した行と列の位置にあるセルを取得
『=INDEX(範囲, 行番号, 列番号)』
それぞれエクセルの関数の中でもベーシックなものではないでしょうか。実はこの2つを組み合わせるとさらに便利に活用できるため、例と共に解説していきます。

上記のようにSUM関数の中にINDEX関数を組み込み、開始日、終了日を指定すると、指定期間を変えるだけで売上数が算出できます。例以外にもSUM関数とINDEX関数は組み合わせ方によって便利に活用できるため、応用できるとさらに集計が楽になるでしょう。
ピボットテーブルの活用
ピボットテーブルは関数や数式を使わないで集計ができるエクセル機能の一つです。膨大なデータの中で必要な情報のみを抜き取って集計することができ、ボタンでポチポチと簡単に操作ができるので使いこなせるようになるととても便利です。(クロス集計の簡易版のようなイメージです。)
「担当者ごとの売上」「商品ごとの売上」といった得たい情報を簡単に抽出できます。
作成手順は以下です。
「担当者ごとの売上」「商品ごとの売上」といった得たい情報を簡単に抽出できます。
作成手順は以下です。

列:商品カテゴリ
行:店舗
値:合計額
としたとき、下図のようになります。この表は店舗ごとに商品カテゴリの売上額を確認することができます。
行:店舗
値:合計額
としたとき、下図のようになります。この表は店舗ごとに商品カテゴリの売上額を確認することができます。
散布図の作成
散布図は2つのデータの関連性を確認することができます。
数値データを点でプロットしたものが表示され、2つのデータの関係性(相関関係)を座標上で確認することができます。
散布図の作成は相関分析をする上で基本となりますので、作成手順は押さえておきましょう。
数値データを点でプロットしたものが表示され、2つのデータの関係性(相関関係)を座標上で確認することができます。
散布図の作成は相関分析をする上で基本となりますので、作成手順は押さえておきましょう。

データを選択しながら[挿入]→[散布図]を選択すると、下図のようになります。

例に挙げた身長と体重のデータの結果を見ると、身長が高くなるほど体重も増えているという関係がわかります。(散布図にするまでもなく、当然のことかもしれないですが)
また、この散布図は右肩上がりになっており、(横軸が増加すれば縦軸も増加する)そのような関係を「正の相関」があるといいます。
また、この散布図は右肩上がりになっており、(横軸が増加すれば縦軸も増加する)そのような関係を「正の相関」があるといいます。
相関分析
相関関係の強さを表す指標を相関係数といいますが、この相関係数をExcelの関数で求めることができます。
1つ前の散布図を作成したときの例では、「正の相関」がありそうだと判断しました。しかし、散布図の確認だけでは相関の有無を判断する際に個人差が出てくる可能性があります。その場合は、相関係数を算出してどれくらい相関関係があるのかを確認します。相関関係は『CORREL関数』を使うと簡単に求めることができます。
CORREL関数:2つのセル範囲の相関係数を取得
=CORREL(配列1,配列2)
配列1と2に身長と体重を指定して相関係数を出してみます。
1つ前の散布図を作成したときの例では、「正の相関」がありそうだと判断しました。しかし、散布図の確認だけでは相関の有無を判断する際に個人差が出てくる可能性があります。その場合は、相関係数を算出してどれくらい相関関係があるのかを確認します。相関関係は『CORREL関数』を使うと簡単に求めることができます。
CORREL関数:2つのセル範囲の相関係数を取得
=CORREL(配列1,配列2)
配列1と2に身長と体重を指定して相関係数を出してみます。

相関係数「0.941859051」という結果がでました。
相関の度合いは-1から1の間で表され、1に近いほど強い正の相関、-1に近いほど強い負の相関があるという目安があります。(0に近いほど相関が弱いことを表します。)
このことから、身長と体重の関係は非常に強い正の相関関係があるということが数値を通してわかりました。
相関の度合いは-1から1の間で表され、1に近いほど強い正の相関、-1に近いほど強い負の相関があるという目安があります。(0に近いほど相関が弱いことを表します。)
このことから、身長と体重の関係は非常に強い正の相関関係があるということが数値を通してわかりました。
まとめ
アンケートで得たデータは集計が必須になります。また、データへの理解を深めるためにクロス集計や分析を行い役立つデータにします。しかし、集計作業をExcelなどを使って自力ですると時間や労力もかかります。
ネットリサーチツール「Surveroid(サーベロイド)」は、アンケートシステム・消費者パネル・集計ツールの3点の提供をしているため、意思決定までの時間を縮めることができます。マーケティング施策を実行する上で市場調査をご自身で実施できますので、サービス詳細が気になる方はお気軽に資料をダウンロードください。
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